水壬楓子 海王社 2013/2

表紙イラストの傘とスーツの色合いのバランスが好きで買ってみた本。

でも、なんで昔の作品を別の出版社で文庫化するんだろう。

ネタバレ
------------------------------------------

さくさくと読めた。面白いといえば、面白い。ストーリーにとくに目新しいところはないけど、パターン化された作品の強みで、とにかく読みやすい。好みじゃなくても、すべてが収まるべきところに収まっていく気持ちよさみたいなものだけで結構読めてしまうというか。

最初は志水、駄目な子!と思ったけど、続編の泉視点では泉がウジウジしているせいか、志水が頼もしく見えた。
続編は雨男ネタが全然なかったな~。そもそも、このネタで長編は無理だろうから、続編もキツかったんだろうな…。

それにしても、職場でペアリングまでしておいて、いまさら旅行を誤魔化す必要があるのか(笑)
…と、のんびり読み終わってから、驚いた。『ストレイリング』はこれのスピンオフなのか!
好きな作品なのに、ちっとも気付かなかった。『ストレイリング』再読後に『雨男~』の二人の登場シーンを拾い読みしようかな。

作品と関係ないけど。
タイトル、「晴れ男の憂鬱」を見たとき、大変どうでもいいことだが我が家の晴れ女のことを思い出した。我が家では旅行やイベントで雨が降ると、「サボってるでしょ!」と晴れ女を責める。
車の中で「晴れさせろ!」と言っていると、目的地につく頃には晴れる。晴れ女がホテルに入ると、待っていたように土砂降りに。
…と、このように人から利用される(脅される?)ので、全国の晴れ女や晴れ男はわりと憂鬱なんじゃないかな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索