李丘那岐 幻冬舎 2012/02

この作家さんの作品を読むのは2冊目だったかな?


ネタバレ
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読み終わった感想は可もなく不可もなく、なんだけど、感想書こうとすると、ダメ出ししかないなあ。

受がぼんやりしすぎてて、ついていけなかった。攻との最悪な馴れ初め(ムリヤリ)でも、まだぼんやりし続けているので、こんな常人とかけ離れた感覚の主人公って…とあきれた。
革職人ゆえに革フェチだったり、極度のブラコンで俳優の兄のポスターを部屋に何枚も飾っていたり、最悪の出会いも関わらず、あっさりと攻を好きになったり。
どこでどのように共感すればいいのか、よく分からなかった。
が、他の方の感想を拝読するとわりと好意的だったので、個人的に合わなかっただけらしい。

ちょっと文章が雑なのも気になった、というか読みづらかった。急に台詞が入って誰の台詞なのか分からないとか、描写が足りなくてイマイチ状況が分かりづらいとか。唐突な感じが、文章にアクセントをつける効果にもなっていないので、雑にしか感じない。

それはともかく、革職人としての話や兄との関係は面白かったし、途中からテンポが上がって読みやすくなった。
私の好みには合わなかったけど、多くの人は満足するんじゃないかと思う。

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