クライ、くらい夜の終りに
2013年4月20日 BL作家さ行
佐田三季 心交社 2011/5
この作者さんの作品を読むのは2冊目かな。
なんでこの作品で、麻生さんのイラスト?
合わない気がする。
ネタバレ
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途中までは面白く読んだ。重たいけど、引き込まれるストーリーだと思う。
ただ、事実が分かってからの主人公の行動と、攻の行動には、こういうキャラだった?というような違和感が。
とくに攻の罪悪感の持ち方が中途半端というか。大学で再会したとき、なんであんなに強引に近づいたんだろう? 子供の頃の事件に責任を感じていながら、なんでトイレでああいうことするのかな?
いくら好きだといっても、所詮は他人の痛みなんて分からないという作者の皮肉??
こういう痛い方向への立場逆転は木原さんの得意技だし、文章もちょっと似てるので、つい比べてしまう。たまたま作風が似ているだけなんだろうけど、書き方自体が似すぎているのが気になって、ちょっと気が散ってしまった。
木原作品に比べて、佐田さんの作品には話を引っ張っていくパワーと、事件後の甘さが足りない気がした。なので、テーマが重たい割りには、インパクトが弱く、読後に残らなかった。
この作者さんの作品を読むのは2冊目かな。
なんでこの作品で、麻生さんのイラスト?
合わない気がする。
ネタバレ
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途中までは面白く読んだ。重たいけど、引き込まれるストーリーだと思う。
ただ、事実が分かってからの主人公の行動と、攻の行動には、こういうキャラだった?というような違和感が。
とくに攻の罪悪感の持ち方が中途半端というか。大学で再会したとき、なんであんなに強引に近づいたんだろう? 子供の頃の事件に責任を感じていながら、なんでトイレでああいうことするのかな?
いくら好きだといっても、所詮は他人の痛みなんて分からないという作者の皮肉??
こういう痛い方向への立場逆転は木原さんの得意技だし、文章もちょっと似てるので、つい比べてしまう。たまたま作風が似ているだけなんだろうけど、書き方自体が似すぎているのが気になって、ちょっと気が散ってしまった。
木原作品に比べて、佐田さんの作品には話を引っ張っていくパワーと、事件後の甘さが足りない気がした。なので、テーマが重たい割りには、インパクトが弱く、読後に残らなかった。
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