佐々木禎子 二見書房 2013/05
面白かった。
これはかなり好き。
ネタバレ
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人によっては物足りないと感じるだろうな、と思う。ものすごく感動するとか、読んで大満足!とかいうタイプの作品でもないし。
佐々木さんの作品は結構な冊数を読んだと思うけど、私はこれが1番好きかもしれない。
私の波長と合っているのかも。
佐々木作品で時々感じる癖の強さを感じなかった。ストレートに見せかけて変化球みたいな。バランスを取ろうとして、軸が傾いちゃてるような不自然さ、とでもいえばいいのか。
それがないから読みやすかったし、話の運び方や心理描写も丁寧でよかった。
…感覚的に好きな作品だから、なんだか抽象的にしか好きな理由を書けないんだけど。
静かで落ち着いた雰囲気だけど、同時に力強さも感じた。
帯に引用されている英俊の台詞が素敵。一途で切なくなるというか。
裕真が英俊のことを考えて、付き合うことを躊躇してしまう気持ちも分かるし、将来に対する不安も共感しやすかった。目覚める確率は低いのに、8年も待ち続けるほどの強い思いがなければ、裕真を支えることはできないかも。
英俊の執着は精神的に不安定なものを感じるから、そこは裕真がフォローできるといいな~とか。
金環日食の記憶が新しいうちに読んだほうが楽しめそう。
面白かった。
これはかなり好き。
ネタバレ
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人によっては物足りないと感じるだろうな、と思う。ものすごく感動するとか、読んで大満足!とかいうタイプの作品でもないし。
佐々木さんの作品は結構な冊数を読んだと思うけど、私はこれが1番好きかもしれない。
私の波長と合っているのかも。
佐々木作品で時々感じる癖の強さを感じなかった。ストレートに見せかけて変化球みたいな。バランスを取ろうとして、軸が傾いちゃてるような不自然さ、とでもいえばいいのか。
それがないから読みやすかったし、話の運び方や心理描写も丁寧でよかった。
…感覚的に好きな作品だから、なんだか抽象的にしか好きな理由を書けないんだけど。
静かで落ち着いた雰囲気だけど、同時に力強さも感じた。
帯に引用されている英俊の台詞が素敵。一途で切なくなるというか。
裕真が英俊のことを考えて、付き合うことを躊躇してしまう気持ちも分かるし、将来に対する不安も共感しやすかった。目覚める確率は低いのに、8年も待ち続けるほどの強い思いがなければ、裕真を支えることはできないかも。
英俊の執着は精神的に不安定なものを感じるから、そこは裕真がフォローできるといいな~とか。
金環日食の記憶が新しいうちに読んだほうが楽しめそう。
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