楠田雅紀 徳間書店 2013/04

吸血鬼ものが好きなので、古本屋で見かけて購入。

…シュリンクに失敗して、裏表紙に折れ目がついてた。
そっか、シュリンクって失敗できるものなんだ。初めて見ました。

ネタバレ
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最初は気弱すぎる啓太にイラッとしたけど、だんだん面白くなった。吸血鬼の魅力が分かってくると、無意味に言うことを聞いている感じがなくなるからかな。
後半の一途さもよかった。

アルノルトの口うるささは笑っちゃうけど、俺様らしい格好よさと優しさがあって、いい吸血鬼だった。
ちょっと意外性のある展開もよかったし、どうしようもなかった高田も最後は結構いい奴で、楽しく読めた。

それにしても。BLの吸血鬼ものってコメディタッチのものしか読んだことないなあ。
なんか…私の求める吸血鬼とずれてるというか。
たまにはガッツリとシリアスで退廃的で、ほのかにエロい吸血鬼が読みたいなあ。
『Interview with the Vampire』が好きだった…といえば、分かってもらえるかも。

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