生田さんちのこめ王子

さとみちる　蒼竜社　2013/05

この作家さんの本は2冊目。
前作はあまり趣味に合わなかったけど、ちょっと変わった作風だったから、今度はどんなかな～という興味から読んでみた。

なんといっても、イラストが草間さんだし。

ネタバレ
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あらすじ、設定を確かめずに買ったから、コメディだとばかり…。これはこれで面白かったけど、このタイトルなら当初の予定通りコメディにして欲しかった。

王子の言動が子供っぽくて、小学生の農業体験記を読んでるみたいな気分になった。一人称なのがさらに辛い。
台風で増水した川に近づくとか、ありえないし…。それほど顔立ちが整ってて、本人に自覚がまったくない、人から誉められたこともないっていうのも、ありえないような。
なんか、ところどころ農業とか食育の教科書的な書き方だったし。
なんていうのかな。ＢＬの職業ものというより、むしろ書きたいのは農村PRのほうで、他に適当なジャンルもないから、とりあえずＢＬにしてみました、みたいな感じ。

色々書いたけど、いいなあ、田んぼ生活。
生田さんちのご飯は美味しそうだけど、若い人が肉体労働してて、そんな野菜ばっかりでボリュームは足りるの？とか思ってしまった（笑）