大洋図書 2013/12

まあこういう作風は好みが分かれるよね、という感想。

ネタバレ
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面白かった。
人狼が出てくる話ということで、ガッツリとファンタジーなのかと思えば、ファンタジーの皮をかぶった日常ドリーム系という感じ?
ドラマ性よりディテールを楽しみたい人向けという感じかな。森の中の古い洋館、お茶や食事の描写を楽しめないと、ファンタジー設定なのに、なんか地味…で終わりそう。
ストーリー自体はあんまり起伏がないから最初は取っ付きづらく感じたけど、起伏がないからこそ、主人公と一緒に甘~い生活をのんびり楽しむ余裕があったんだと思う。ストーリーを追わずに(先を急がずに)、浸ってられるというか。
美貌と才能とお金を持ってて、ちょっとナイーブな男にひたすら甘やかされる生活って、すごいドリーム(笑)

…まあ、地味でつまらないと思う人も多いんじゃないかと。私はこういう作品はすごく好みで、再読が楽しみなぐらいなんだけど。

キャラも藤森は適度に軽くて、ユリアンが重ためだから、バランスが良かった。
…でも、隣に寝てた恋人が狼になってたら、もう少し驚いてもいいんじゃない?(笑)
狼、撫でたくなるなあ。

猫又さんたちともうちょっと交流があったほうが面白かったと思う。

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