初恋の行きつくところ
2014年7月31日 BL作家た・な・は行
八条ことこ KADOKAWA/メディアファクトリー 2014/05
イラストがきれいだし、新規開拓のつもりで読んでみた。
ネタバレ
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地味系が好きな私でも楽しめなかった。
とにかく文章が読みづらい。持って回った言い回しが多くて、一読では何を言ってるのか分かりづらい文章もちらほら。「怯懦」なんていう単語のチョイスも違和感があるし、「多幸感」とか言われると、クスリでもやってるの?と思ってしまう。
あとがきの文章まで読みづらいという本は初めてだった。
ストーリーは盛り上がりもないまま、とりあえず流れていく感じ。「朝起きました、会社に行きました」と子供の日記みたいに書き連ねてあって、話に関係ない部分は端折ってくれないかな…と何度も思った。仕事や家事を詳しく描写しても面白く感じる小説も多いから、作家の力量と書き方次第なのかな~。
電車の中で再会、付き合い始めてからは電話とメールとおうちデート数回だけ。何も起こらないのに、主人公のよく分からない頑なさ?で気まずくなるというパターンの繰り返しで、うんざりしてくる。
一人称だというのに、主人公にさっぱり共感できないのも辛かった。恋人とのセックスを拒むわりに、四六時中(…)性的なことばかり考えてて、ついていけない。色っぽいというより、品がないなあと感じた。拒む理由もよく分からないし…。
攻も悪い人ではないけど、取り立てて魅力も感じないというか。
主人公の同僚と後輩の恋愛がうまくいかなかったというエピソードも、同僚や後輩から相談されるわけでもなく、主人公がそこから何かを感じ取るわけでもなく、ただ傍観していただけだった。話から浮き上がって感じて、何のために挿入されているんだろう?と考えてしまった。
こういう引っかかりが多い構成の上に、文章が読みづらいから、余計に話に入り込めなかったのかもしれない。
初恋というには、瑞々しさやロマンスが足りない話だった…。
イラストがきれいだし、新規開拓のつもりで読んでみた。
ネタバレ
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地味系が好きな私でも楽しめなかった。
とにかく文章が読みづらい。持って回った言い回しが多くて、一読では何を言ってるのか分かりづらい文章もちらほら。「怯懦」なんていう単語のチョイスも違和感があるし、「多幸感」とか言われると、クスリでもやってるの?と思ってしまう。
あとがきの文章まで読みづらいという本は初めてだった。
ストーリーは盛り上がりもないまま、とりあえず流れていく感じ。「朝起きました、会社に行きました」と子供の日記みたいに書き連ねてあって、話に関係ない部分は端折ってくれないかな…と何度も思った。仕事や家事を詳しく描写しても面白く感じる小説も多いから、作家の力量と書き方次第なのかな~。
電車の中で再会、付き合い始めてからは電話とメールとおうちデート数回だけ。何も起こらないのに、主人公のよく分からない頑なさ?で気まずくなるというパターンの繰り返しで、うんざりしてくる。
一人称だというのに、主人公にさっぱり共感できないのも辛かった。恋人とのセックスを拒むわりに、四六時中(…)性的なことばかり考えてて、ついていけない。色っぽいというより、品がないなあと感じた。拒む理由もよく分からないし…。
攻も悪い人ではないけど、取り立てて魅力も感じないというか。
主人公の同僚と後輩の恋愛がうまくいかなかったというエピソードも、同僚や後輩から相談されるわけでもなく、主人公がそこから何かを感じ取るわけでもなく、ただ傍観していただけだった。話から浮き上がって感じて、何のために挿入されているんだろう?と考えてしまった。
こういう引っかかりが多い構成の上に、文章が読みづらいから、余計に話に入り込めなかったのかもしれない。
初恋というには、瑞々しさやロマンスが足りない話だった…。
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