神江真凪 二見書房 2008/09
ネタバレ
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読みやすくはあるんだけど、攻の身勝手な部分と、受の流されやすい性格があまり好きになれなかった。
とくに最初のほう。二人が両思いになる前の展開で、ちょっとイラッとした…。脅迫されても、相手に嫌な感じは受けなかったと言われても、なんで?としか思えないし。
受の鈍さは、ありえない気もした。ベストセラー本の表紙の原画を持っていて、著者と似たような名前の人がいたら、普通は著者本人?って想像ぐらいすると思うんだけど…。
描写は丁寧。ただ、伏線が分かりやすすぎて、先の先まで展開が読めてしまうせいか、盛り上がりに欠けた。
原画は描いた本人の形見だという。親しくもない受に最初から執着を見せて、受の声が聞きたいと繰り返す攻。…とくれば、死んだ恋人と声が似てるんだと誰にでも分かる。
だから、その後の展開を唐突に感じることはなかったけど、面白味も目減りしたというか。話の雰囲気がいいだけに、もったいなく感じた。
法事に行って思いが通じ合う場面とか、一緒に料理を作る場面とか、素敵な場面もいっぱいあった。
あと、海辺の描写がきれいでよかった。
ネタバレ
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読みやすくはあるんだけど、攻の身勝手な部分と、受の流されやすい性格があまり好きになれなかった。
とくに最初のほう。二人が両思いになる前の展開で、ちょっとイラッとした…。脅迫されても、相手に嫌な感じは受けなかったと言われても、なんで?としか思えないし。
受の鈍さは、ありえない気もした。ベストセラー本の表紙の原画を持っていて、著者と似たような名前の人がいたら、普通は著者本人?って想像ぐらいすると思うんだけど…。
描写は丁寧。ただ、伏線が分かりやすすぎて、先の先まで展開が読めてしまうせいか、盛り上がりに欠けた。
原画は描いた本人の形見だという。親しくもない受に最初から執着を見せて、受の声が聞きたいと繰り返す攻。…とくれば、死んだ恋人と声が似てるんだと誰にでも分かる。
だから、その後の展開を唐突に感じることはなかったけど、面白味も目減りしたというか。話の雰囲気がいいだけに、もったいなく感じた。
法事に行って思いが通じ合う場面とか、一緒に料理を作る場面とか、素敵な場面もいっぱいあった。
あと、海辺の描写がきれいでよかった。
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