ジョシュ・ラニヨン 訳:冬斗亜紀 新書館 2015/02

楽しみにしていた新刊。
次で完結らしい。

ネタバレ
-----------------------------------------

この表紙も素敵だなあ。草間さんの挿絵はもともと好きだけど、このシリーズの表紙はとくにいい。

面白かった!
婚約者の他に男の恋人までいたなんて…。前回に引き続き、ジェイクの酷さに驚いた…。まあ、だからこそクライマックスシーンが(裏切ったのかもって)盛り上がったのかもしれないけど。
ジェイクにとって計算通りにいかないのは、アドリアンへの想いだけってことなのかな。その辺の「特別」感はラブストーリーとして美味しい。ただ、結婚後に友達として付き合うのなんて無理って、早く気付いてほしかった…。
色々間違った方向に進んでいた彼が、最後に正しい決断をしてくれてよかった。

最初はガイが気の毒だと思ってたのに、なんでそんなハリポタもどきと手を切れないのか…。アドリアンとは別れるしかないから、ガイにとってはいいことなんだろうけど、もっとマトモな相手がよかった~。

ジェイクとの会話の中でハッとさせられるような台詞がいくつかあった。
帯の「これは、僕らがやっと互いに言えた本当のさよならだよ」もよかったけど、「お前ほど度胸のある男は見たことがない」「それはただ、僕らが同じものを怖がっていないだけだよ」ってやり取りがよかった。

今回も事件の謎解きはテンポよかったし、スリルもあったし、甘さも切なさもあって最高だった。結構、分厚い文庫なのに、さくさく読了しちゃった。
最終巻が待ち遠しい。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索