NHK出版 2015/03

往復4時間という通勤時間を少しでも有効活用するために(?)、電車の中では本を読むことが多いので(忙しい時期は貴重な睡眠時間になるけど)、ふだん、家では漫画しか読まない。
電車の中では片手で持てる文庫しか読めないから、ハードカバーや大判の本だけは家で読む。

というわけで、気になりつつ休日の今日まで寝かせてしまっていた本をようやく読むことができた。
最近、仏教関係の本を立て続けに買ったせいか、「出家しそうな勢いだね(笑)」とか言われちゃったけど、まあ癒されたいのです…。

「100分で」と謳っているだけあって、とても分かりやすい本だった。概要だけだけど、ポイントを押さえてあっていい。
入門書としてぴったり。
良い本を教えてくれて、ありがとうございました♪
(…実はこの番組、知ってはいたけど、微妙に反発心があった。文学作品の概要だけ知って、何の意味があるの? 読まないと意味ないんじゃない?と思ってた。
でも、小説じゃない本ならOKかもって、ちょっと思い直した…。)

大乗は、うーん?と思ってしまうことが多いけど、「釈迦の仏教」は受け入れやすい気がする。(仏教徒になりたいって意味じゃなく)
なんというか、「信じる者は救われる」「とにかく神を信じろ、信じないと罰が当たるぞ」って宗教はハードルが高い。だって、凡人だもの。それが悪魔の教えじゃないってことすら自分で判断できないのに、無条件に丸ごと信じるのって難しい。
そいうわけで、「精神修養すれば救われる」って考え方のほうが分かりやすいというか。
まあ、それはともかく。
出家と在家にきっちり分ける考え方って、理にかなってるなあと。実は以前から、全員が信者になったら、食べていけないじゃん?と疑問に思ってたので、なるほどね!と。

生まれ変わらないことが最大の目的っていう、ネガティブにも思える到達点も、私には受け入れやすい。
そして、ネガティブなようでいて、実際は「よりよく生きろ」というポシティブでシンプルな教えってところが興味深い。

それと。
以前読んだ脳神経学の本では、「意識とは錯覚にすぎない」みたいな結論だったんだけど、二千五百年も前にブッダが語ったことと変わらないのね~なんて思った。
余談。脳神経学のテーマは宗教や哲学の命題と被ることが多くて、なかなか面白い。

コメント

”D”
2015年4月27日0:07

お疲れ様です。
私も釈迦の仏教と大乗仏教と、区別して知ったことでストン、と理解できた部分があったので、読んでよかったと思っていたところで、りょうさんにも入門書としてぴったりということで、良かった~と思いました。

りょう
2015年4月28日0:43

こんばんは。
仏教はとにかく難解な専門用語が多くて、そんなに難しいことを言ってるわけでもなさそうなのに、取っ付きにくいと思います…。この本は用語の紹介もしつつ、ストーリー&解説という形式で進むので、内容が頭に入りやすくて。
ほんと、紹介していただいてよかったです。
読んでて穏やかな気分になったので、癒し効果もばっちりでした(笑)
番組の最終回の再放送も観てみようと思ってます。

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