幻冬舎 2014/12
すごいタイトルだな~。
ネタバレ
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読みやすいことは読みやすいし、最初のほうは面白かったんだけど…。
最初は反発していたわりに、簡単に両想いになってしまったので物足りなかった。
でも、書評サイトで「ライトゆえに、かわいさんのくどい描写が気にならない」という感想を見かけて、妙に納得した……。
豪華客船が舞台の冒頭辺りは、とくに派手な描写が多くて、「形容詞の並び順がおかしいから、文章そのものが読みづらい」っていう、いつものかわいさんだった。
「この形容詞はどこにかかるでしょう?」って問題出したら、受験生泣かせのひっかけ問題になると思う…。
攻はなんのために泥棒やってるのか、最後まで分からない。十億円以上する仏像をポンとプレゼントしちゃうほど受に惚れた理由もイマイチ分からないし。縛って自宅まで連れ帰って、強引に関係を持った後で、口説き始めるのも変だし。
後半は泥棒という設定がほとんど活かされてなかった。攻が助けにくる場面も、ここまで軽いノリの泥棒ものだったのに、急にクスリ漬にして…とか妙に重たい理由で諌められるのが、どうにもバランスが悪かった。
攻=プロの泥棒、受=素人っていうのも、なんだかなあ。
受は疑いも晴れて博物館の仕事に戻るのかと思ったら、アルバイトで始めた病院の事務を続けるって…。事務仕事にやりがいを見出したとかならいいんだけど、なりゆきって感じだから、小説としてはつまらない終わり方だった。
妙に素直になってしまって、キャラも変わってしまったし。
こういう対等じゃない関係って好きじゃないせいもあって、いろいろと消化不良。
すごいタイトルだな~。
ネタバレ
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読みやすいことは読みやすいし、最初のほうは面白かったんだけど…。
最初は反発していたわりに、簡単に両想いになってしまったので物足りなかった。
でも、書評サイトで「ライトゆえに、かわいさんのくどい描写が気にならない」という感想を見かけて、妙に納得した……。
豪華客船が舞台の冒頭辺りは、とくに派手な描写が多くて、「形容詞の並び順がおかしいから、文章そのものが読みづらい」っていう、いつものかわいさんだった。
「この形容詞はどこにかかるでしょう?」って問題出したら、受験生泣かせのひっかけ問題になると思う…。
攻はなんのために泥棒やってるのか、最後まで分からない。十億円以上する仏像をポンとプレゼントしちゃうほど受に惚れた理由もイマイチ分からないし。縛って自宅まで連れ帰って、強引に関係を持った後で、口説き始めるのも変だし。
後半は泥棒という設定がほとんど活かされてなかった。攻が助けにくる場面も、ここまで軽いノリの泥棒ものだったのに、急にクスリ漬にして…とか妙に重たい理由で諌められるのが、どうにもバランスが悪かった。
攻=プロの泥棒、受=素人っていうのも、なんだかなあ。
受は疑いも晴れて博物館の仕事に戻るのかと思ったら、アルバイトで始めた病院の事務を続けるって…。事務仕事にやりがいを見出したとかならいいんだけど、なりゆきって感じだから、小説としてはつまらない終わり方だった。
妙に素直になってしまって、キャラも変わってしまったし。
こういう対等じゃない関係って好きじゃないせいもあって、いろいろと消化不良。
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