COLD HEART in NEWYORK
2015年7月11日 木原音瀬
リブレ出版 2014/08
続編。
ネタバレ
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痛い系と聞いていたけど、1冊目はそれほど痛くなかった。
秋沢が痛い人間だったから、ある意味、痛い系だったかもしれないけど(苦笑)
性格も悪ければ、頭も悪い暴力男。
「馬鹿は死んでも治らない」と言うが、秋沢の馬鹿は最愛の相手が死んでも変わらなかった。
本編「in TOKYO」終盤の秋沢の暴走にも驚いたけど、本当の驚愕は続編に待っていた。
楠田が生きていたと知った秋沢が、再会したら楠田が謝ってくるはず、と想像する場面。楠田が自殺したと思い込んでたのに、後悔や反省をするどころか、「恋人が死んじゃって、俺って最高にかわいそう」と悲劇に酔っていただけだったとは…。
最後の最後にようやく反省を見せるものの、何か辛いことでもあれば、また楠田に暴力をふるう気がする。根本的に思いやりに欠ける人間なんだから、一時的に反省したからといって劇的に変わるとは思えない。
1年半もの長期に渡って毎日、「ごめんなさい」と書いたカードを送りつけるというストーカー行為を見ても、秋沢が常軌を逸したままなのは分かるし…。
2人の将来に対して、暗い想像しかできなかった…。
BLだから、この終わり方しかないのかもしれないけど、楠田が秋沢を許さずに終わる「バッドエンド」のほうが、気分爽快に読み終えられたかもしれない。
続編。
ネタバレ
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痛い系と聞いていたけど、1冊目はそれほど痛くなかった。
秋沢が痛い人間だったから、ある意味、痛い系だったかもしれないけど(苦笑)
性格も悪ければ、頭も悪い暴力男。
「馬鹿は死んでも治らない」と言うが、秋沢の馬鹿は最愛の相手が死んでも変わらなかった。
本編「in TOKYO」終盤の秋沢の暴走にも驚いたけど、本当の驚愕は続編に待っていた。
楠田が生きていたと知った秋沢が、再会したら楠田が謝ってくるはず、と想像する場面。楠田が自殺したと思い込んでたのに、後悔や反省をするどころか、「恋人が死んじゃって、俺って最高にかわいそう」と悲劇に酔っていただけだったとは…。
最後の最後にようやく反省を見せるものの、何か辛いことでもあれば、また楠田に暴力をふるう気がする。根本的に思いやりに欠ける人間なんだから、一時的に反省したからといって劇的に変わるとは思えない。
1年半もの長期に渡って毎日、「ごめんなさい」と書いたカードを送りつけるというストーカー行為を見ても、秋沢が常軌を逸したままなのは分かるし…。
2人の将来に対して、暗い想像しかできなかった…。
BLだから、この終わり方しかないのかもしれないけど、楠田が秋沢を許さずに終わる「バッドエンド」のほうが、気分爽快に読み終えられたかもしれない。
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