李丘那岐 角川書店 2015/02

よく考えてみなくても、自分の趣味からいって「天狗」も「許嫁」もNGワード。
なんで買ったんだっけ?と、読む前にちょっと悩んでしまった。
…ただの作家買い。

ネタバレ
----------------------------------------

女装受って苦手なんだよなあと思いつつ読んだ。思っていたより読みやすいファンタジーだった。
DV被害女性のシェルターみたいな天狗の里っていう設定が新しかったというか…。

この主人公、ウジウジするときと強気になるときのスイッチがどこにあるのか分からなくて、共感しづらいものがあった。

ページ数が少ないせいか、色々と中途半端だったのが残念。強制される女装は自殺するほど嫌なのに、自主的なら構わないとか、理解しづらいものが。
神隠しの後、家に戻ったら父親がすっかり改心してたのも、ちょっと拍子抜け。

あと、天狗の使命って結局なんだったの?という疑問も。もし、天災を引き起こすことなら、そんな人類の敵のところに嫁に行っていいのか、主人公?という気も。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索