恋煩い

2015年10月28日 砂原糖子
新書館 2015/10

結構、好みの話だった。

ネタバレ
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攻×攻っぽくて、面白かった。
ちょっとどうかと思うほど子供っぽい槻島だけど、「ヒールを演じる」だけで、実際には口が悪いだけだと思う。
まあ、中学生と口喧嘩するのはどうかと思うし、女性への態度は要反省だけど。
保護者に愛されずに育ったわりには真っ直ぐ育ったほうじゃないかと。
中身が分かってくると、口の悪さも可愛く思える。攻や秘書の気持ちが分かるというか。
アパートとの繋がりが意外でよかった。永沼が気になってアパートに住み始めたのかと思ったけど、考えてみれば永沼と出会う前にわざわざ部屋に入ってるわけで、伏線が利いてた。

永沼が穏やかなおかげか、痛くなりそうな展開でも痛くならなくてよかった。途中何度か、槻島が(自分の行いのせいで)精神的に痛くなりそうな場面があるんだけど、永沼があまりこだわらないので、あっさりと進む。あっさりし過ぎの感もあるけど、あっさり流さないと、相当暗い話になりそうだし。

槻島の初恋の相手の委員長は…最初から計算キャラだったのか~と読んでるこっちもガックリ。

秘書さんはなんかストーカー的な気質が見えて怖いけど、まあ優しい人だし、楽しい。

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