ジョシュ・ラニヨン 訳:冬斗亜紀 新書館 2015/12

ついにシリーズ完結。
ああ、終わっちゃった…。

ネタバレ
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ジェイクが甘い男になってた!
いままでとのギャップが凄い…。いや、それはないだろ!!というぐらい、酷い仕打ちをしてきただけに。まあ、今回は相当反省を見せていたし、我慢強く待っててよかった。
彼の弱さと強さには惹かれるものがある。
ガイやメルもいい人だけど、アドリアンがジェイクを選んだのに納得。
相性抜群。考え方は違うのに、互いに唯一自分をさらけ出せる相手って、素敵な関係だ。
恋愛に焦点を当てつつ、このシリーズらしい雰囲気の事件も絡んで、読み応えたっぷりだった。
1巻ではどこか孤独だったアドリアンも、ジェイクとプール付の家で同居が決まり、新しい家族を受け入れ、アンガス、猫や犬にも囲まれて、幸せいっぱいのラスト。
最初はうるさかったリタも今ではよき理解者だし。なんでこんなに干渉するの!と思ってたけど、リタも少し変わって、うるさいけど愛情たっぷりの母親になった。
新居orクリスマスのプレゼントもよかった。

できれば続きが読みたい。
このシリーズはどちらかといえば苦い世界観なのに、5巻はすごく暖かく感じた。もう少し彼らと一緒にいたい、と思うような、親密さがあったというか。雰囲気のいい作品だった。

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