大洋図書 2015/06

相変わらず読みやすいんだけど。
シリーズ完結巻。

ネタバレ
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このシリーズ、3冊読んだものの、あまり続きが気にならなくて…。
お借りしたから、まあ読んでみるか、という感じ。

千代子ママが素敵だった。

ストーリーはちょっと物足りなかった。
肝心の場面で嗅覚が役立たないのは、せっかくの設定を殺してしまってた。
交渉人シリーズで、中盤から芽吹がほとんど「交渉」をしなくなったのを思い出した。話が重たくなると、主人公がどんどん持ち味をなくしてしまうという。
漫画なんかだと、こういう特殊能力を持った主人公は、敵に能力を封じられてピンチ→打開策を見つけて反撃というパターンになるんだけど、「攻に救出してもらわないといけない」というBL縛りがあるせいか(?)、主人公が活躍できないまま終わってしまう…。それがどうも私にはつまらなく感じる。
しかも、このシリーズではパパからの求愛のほうが激しくて、攻の鷹目の活躍もイマイチ印象薄かった。

別に悪くもないけど、満足感もないまま読了。
まあ、こんなものでしょう、としか。よくまとまっていて読みやすいけど、心に響くところがない。よくも悪くも、すべてが想定内。

キャラは全然違うけど、どうしても『眠る探偵』のシリーズとイメージが被ってしまって、焼き直し感があるのも辛かった。

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