夜光花 海王社 2012/06

シリーズものの完結巻らしいけど、これだけ読んだ。

ネタバレ
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面白かった。
昭和三十年代の人情話でほのぼのし、ヴァイオリンの演奏シーンを楽しみ。
受の生い立ちに仕掛けもあり、飽きずに楽しめた。
正反対なカップルもよかったなあ。足りないところを補い合っているような相性の良さがいい。
舞さんとの再会もよかった。

ただ、他2作を未読のせいか、タイムリープのことはよく分からなかった。最初は何で死にまくってたのか、自殺したときだけ装置?が作動したのは何でなのか。消された記憶があっさり戻ってしまったのは、細野さんの失敗なの?(笑)…と疑問だらけ。

最初の「何やっても死んじゃいます」シーンの繰り返しは苦痛だった。(…個人的に、繰り返しってやつがすごく苦手で。同じフレーズを繰り返すCMとか、本当に耐えられない。)
繰り返すにしても、せめてもうちょっと変化をつけるか、端折るかしてほしかったなあ。

最後の復帰コンサートはシリーズの締め括りとしてはいいんだろうけど、これ1冊しか読んでない私は置いてけぼりだった。 なんだか知らないけど、よかったねという感じで。いい話だな~!と思っていたのが、これでちょっとクールダウン。
ただ、シリーズを読み通してきた人なら盛り上がったと思うから、これはいいラストなんだけど。

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