なるしまゆり 新書館 2017/05/25

完結。
いや、長かったなあ。20年以上かかった?
なんか一つの時代が終わったぐらいの気分だわ。


ネタバレ
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うーん…。ラストのほうは観念的というか。
独特の哲学調というか。
ときどき、何を言ってるか分からない上に、話が進まなくて、読みづらかった。
とはいえ、ここを分かりやすくしちゃうと、話がまとまらないという…。

最後にカルノの力の秘密がついに分かったという感じか。
苦労人?のレヴィが報われてというか、生き残って、ナギがいて、というラストなのは救われた。
普通の生活に幸福を見出せたユーハの現在は、本当によかったと思う。

一方で、やっぱりこういう結末かという無力感のようなものも。寂しいというか。
前巻の流れからいって、勇吹が思いもかけないような方法で「くびき」を無くしてくれるんじゃないかと期待してた。
「人王」ではなく人間の少年として生きていって欲しかったなあ。アークから繋がって、「人王」が二人になって、でも、どこがどう変わったのだろう?
ちょっと難しかったわ、私の頭では。
結局、彼らが進んでいく道が分からないまま、終わってしまったような。
ただ、勇吹は勇吹のままだから、希望は見えたと思う。

とりあえず、最初から読み返そう…。

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