報酬を払ってもらおうか?
2017年10月7日 洸
徳間書店 2017/08
いつの間にか出ていたアメリカものシリーズ。
洸さんの作品の中では、このシリーズが一番好き。たまにハズレもあるけど、今回は好みの作品だった。
まあ、ちょっと盛り上がりは弱いけど、その分、全体的な流れがよくて読みやすい。
受も攻も格好いいけど、適度に弱いところもあって、人間臭いところがよかった。マックスが上からの命令に逆らって、ハンターにも黙って一人でジェシカを救いに行こうと決断するあたりが、とくによかった。
いつの間にか出ていたアメリカものシリーズ。
洸さんの作品の中では、このシリーズが一番好き。たまにハズレもあるけど、今回は好みの作品だった。
まあ、ちょっと盛り上がりは弱いけど、その分、全体的な流れがよくて読みやすい。
受も攻も格好いいけど、適度に弱いところもあって、人間臭いところがよかった。マックスが上からの命令に逆らって、ハンターにも黙って一人でジェシカを救いに行こうと決断するあたりが、とくによかった。
駆け引きのインサイド・ベット
2015年10月11日 洸
角川書店 2015/07
アメリカものシリーズ。
待ってたシリーズだけど、あまり趣味に合わなかった。
ネタバレ
----------------------------------------
ディーラー×ホテルの警備員。
サクサク読めた。大好きなアメリカものシリーズだけど、レーベルのせいか、イマイチ乗り切れなかった。
この表紙…作品イメージとものすごく合ってないし。こんなノリじゃないやん。
タイトルは賭けを意味する「ベット」だけど、本文にこの単語が出てくるまで、寝室にある「ベッド」だと勘違いしてた。書店で手に取るときに、タイトルを正しく読めた人のほうが少ないんじゃないかなあ…。
主人公、素直なのはいいんだけど、攻に対して下手に出過ぎるのが気になる。洸作品の受は往々にして卑屈すぎて戸惑うものが。惚れた弱みというより、脅迫でもされているみたいな態度だな~と。
逆に攻は、軽そうなタイプなのに最後までほとんど甘い言葉を吐かなくて、ずるい感じ。
アメリカものシリーズ。
待ってたシリーズだけど、あまり趣味に合わなかった。
ネタバレ
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ディーラー×ホテルの警備員。
サクサク読めた。大好きなアメリカものシリーズだけど、レーベルのせいか、イマイチ乗り切れなかった。
この表紙…作品イメージとものすごく合ってないし。こんなノリじゃないやん。
タイトルは賭けを意味する「ベット」だけど、本文にこの単語が出てくるまで、寝室にある「ベッド」だと勘違いしてた。書店で手に取るときに、タイトルを正しく読めた人のほうが少ないんじゃないかなあ…。
主人公、素直なのはいいんだけど、攻に対して下手に出過ぎるのが気になる。洸作品の受は往々にして卑屈すぎて戸惑うものが。惚れた弱みというより、脅迫でもされているみたいな態度だな~と。
逆に攻は、軽そうなタイプなのに最後までほとんど甘い言葉を吐かなくて、ずるい感じ。
徳間書店 2015/01
かなり前に読んだから、感想を上げるのは今更感があるけど。
作家別でジャンル分けしてる作家さんは、とりあえず記録しなくては…。
ネタバレ
-----------------------------------------
面白かった。
超能力設定が大袈裟過ぎなくて、日常話みたいに気軽に読めるのがよかったのかも。
主人公の迂闊な行動の数々が…お約束すぎてガックリしたけど。
アメリカものの新作出ないかなあ。
かなり前に読んだから、感想を上げるのは今更感があるけど。
作家別でジャンル分けしてる作家さんは、とりあえず記録しなくては…。
ネタバレ
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面白かった。
超能力設定が大袈裟過ぎなくて、日常話みたいに気軽に読めるのがよかったのかも。
主人公の迂闊な行動の数々が…お約束すぎてガックリしたけど。
アメリカものの新作出ないかなあ。
灼熱のカウントダウン
2014年11月5日 洸
徳間書店 2014/07
イラスト、好きだけど、相変わらずゴツいなあ。
ネタバレ
------------------------------------------
相変わらず、文章も話のテンポも読みやすい。
近未来設定だけど、取っ付きにくいところがなく、さらっと読めてしまう。この読みやすさを物足りないと感じる読者も多いかもしれない。私なんかは軽すぎず重すぎず、少し淡々としている文章だからこそ、読みやすいんだけど。
それはそうと、全世界的に経済格差が問題になっているだけに、リアリティのある設定だった。
半面、捜査にケータイやスマホを使っていて、もう一歩だけ科学捜査が進んでいるほうが設定が活きたんじゃないかなと思ったり。日常でも捜査でも、現在と科学の進み具合がまったく変わらないというのは、逆に不自然に感じた。
主人公が真面目で、いい意味でずれているところが楽しかった。重大な局面でも決断が速いし、相棒への恋愛感情を認めるところも、サクッと認めてしまうあたり、気持ちがいいぐらいだった。
まあ、攻に対して寛容すぎる気もするけど。
攻は悪い意味での暴走が多くてちょっとなあ…。拉致監禁、拷問も辞さない捜査って…それが完全な冤罪だっただけに、オイオイ…ってツッコミじゃ済まないし。
爆弾処理では仲間が隣にいるのに、ギリギリまで起爆装置を解除しないというのも…。爆弾処理ってそんな簡単なものでもないし(大抵の犯罪は、犯罪者のほうが技術が進んでるから)、自分以外の命がかかっている場面で遊ぶとか、人間として許せないものが。
続編があれば、挽回してほしい。
イラスト、好きだけど、相変わらずゴツいなあ。
ネタバレ
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相変わらず、文章も話のテンポも読みやすい。
近未来設定だけど、取っ付きにくいところがなく、さらっと読めてしまう。この読みやすさを物足りないと感じる読者も多いかもしれない。私なんかは軽すぎず重すぎず、少し淡々としている文章だからこそ、読みやすいんだけど。
それはそうと、全世界的に経済格差が問題になっているだけに、リアリティのある設定だった。
半面、捜査にケータイやスマホを使っていて、もう一歩だけ科学捜査が進んでいるほうが設定が活きたんじゃないかなと思ったり。日常でも捜査でも、現在と科学の進み具合がまったく変わらないというのは、逆に不自然に感じた。
主人公が真面目で、いい意味でずれているところが楽しかった。重大な局面でも決断が速いし、相棒への恋愛感情を認めるところも、サクッと認めてしまうあたり、気持ちがいいぐらいだった。
まあ、攻に対して寛容すぎる気もするけど。
攻は悪い意味での暴走が多くてちょっとなあ…。拉致監禁、拷問も辞さない捜査って…それが完全な冤罪だっただけに、オイオイ…ってツッコミじゃ済まないし。
爆弾処理では仲間が隣にいるのに、ギリギリまで起爆装置を解除しないというのも…。爆弾処理ってそんな簡単なものでもないし(大抵の犯罪は、犯罪者のほうが技術が進んでるから)、自分以外の命がかかっている場面で遊ぶとか、人間として許せないものが。
続編があれば、挽回してほしい。
洸 海王社 2014/07
洸さんはわりといつも平常運転って気がする。いい意味で。
ネタバレ
----------------------------------------
読みやすかった。相変わらず1冊でいろいろな要素が入ってるけど、詰め込み感がないのがすごい。いろいろありつつ、スマートに展開していくので、読みやすい。人によっては淡白に感じるかもしれないけど。
攻は自分の態度をすぐに反省するあたり、潔くてよかった。口論した後で、素直に自分の非を認めて謝るって、かなり勇気いると思う。
逆に、受はもうちょっと反省してもいいと思うけど、BLの場合「だってツンだから」ですべて解決(笑) 「だって、そういうキャラなんだもん」ってところか。
ツンとデレの変化より、強気と弱気の匙加減が面白いキャラだった。
ほとんど一目惚れだから、展開も早くてよかった。相手に何も言わずに、こっそりストーカーから守ろうとするとか、自分を捨てた元彼の力になってあげるとか、チャラそうに見えて攻の行動はなかなか男前だった。
洸さんはわりといつも平常運転って気がする。いい意味で。
ネタバレ
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読みやすかった。相変わらず1冊でいろいろな要素が入ってるけど、詰め込み感がないのがすごい。いろいろありつつ、スマートに展開していくので、読みやすい。人によっては淡白に感じるかもしれないけど。
攻は自分の態度をすぐに反省するあたり、潔くてよかった。口論した後で、素直に自分の非を認めて謝るって、かなり勇気いると思う。
逆に、受はもうちょっと反省してもいいと思うけど、BLの場合「だってツンだから」ですべて解決(笑) 「だって、そういうキャラなんだもん」ってところか。
ツンとデレの変化より、強気と弱気の匙加減が面白いキャラだった。
ほとんど一目惚れだから、展開も早くてよかった。相手に何も言わずに、こっそりストーカーから守ろうとするとか、自分を捨てた元彼の力になってあげるとか、チャラそうに見えて攻の行動はなかなか男前だった。
ラヴァーズ・コンタクト
2014年6月7日 洸
洸 海王社 2014/03
イラストはあんまり好きじゃないなあ。
ネタバレ
---------------------------------------
面白かった。
テンポもいいし、この長さでこれだけガッツリお仕事もの+事件ものなのもすごい。これだけ盛り沢山にしても、きれいにまとまってるあたり、さすが。
攻だけじゃなく、受にも活躍シーンがあったのが好みだった。洸さんの作品は、受と攻が対等な関係の話だと私の好みに合うようで。
ただ、攻の黒澤が、なぜ主人公に友情以上の気持ちを持ったのか分かりづらかったし、海賊によるハイジャックなんて大事件が起こるわりに、話が地味なのは残念。
どうでもいいけど、あらすじで「ハイジャック」という言葉を使ってることに、少し驚いた。武力で船が乗っ取られることを「ハイジャック」と呼ぶのは正しいそうだけど、「ハイジャック=飛行機の乗っ取り」って使い方が一般的だし。
後日談の受の行動は(カミングアウトと病院に行った件)、ちょっと引っかかったけど、周囲の目を気にせず、攻を助けようとする行動力はよかった。
イラストはあんまり好きじゃないなあ。
ネタバレ
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面白かった。
テンポもいいし、この長さでこれだけガッツリお仕事もの+事件ものなのもすごい。これだけ盛り沢山にしても、きれいにまとまってるあたり、さすが。
攻だけじゃなく、受にも活躍シーンがあったのが好みだった。洸さんの作品は、受と攻が対等な関係の話だと私の好みに合うようで。
ただ、攻の黒澤が、なぜ主人公に友情以上の気持ちを持ったのか分かりづらかったし、海賊によるハイジャックなんて大事件が起こるわりに、話が地味なのは残念。
どうでもいいけど、あらすじで「ハイジャック」という言葉を使ってることに、少し驚いた。武力で船が乗っ取られることを「ハイジャック」と呼ぶのは正しいそうだけど、「ハイジャック=飛行機の乗っ取り」って使い方が一般的だし。
後日談の受の行動は(カミングアウトと病院に行った件)、ちょっと引っかかったけど、周囲の目を気にせず、攻を助けようとする行動力はよかった。
洸 ムービック 2010/6
元ヤクザの居酒屋店長×弁護士
ネタバレ
----------------------------------------
客から話しかけられて無視する居酒屋の店長にまず驚いた。え、接客業なのに、それでいいの?と。
けど、だんだん無口ぶりに慣れてきた(笑)
まあ、愛想はないが、昭和の頑固オヤジ店主って感じで味があるかも、と思えた。
受は言動が卑屈。洸作品には多いタイプだけど、健気というより、とにかく卑屈…。
今回はさらに、言動は卑屈なのに行動は図々しいという離れ業を見せる。
いくら好きでも、相手から拒否されてるのに近づいて、他人の生き方に口出しして、店の常連客から過去を勝手に聞き出すって…。
ヤクザが訪ねてきたりして危ないから近づくなと何度も言われているのに、無理について行って、人質に取られ、攻を窮地に陥れるのもひどすぎる。
何かあるたびに「真澄さんが」と攻の自殺した恋人の名前を出すのも、どういう神経なのか。辛い過去だと分かっていて、なぜ日常的に相手の傷を抉ろうとするのか。
卑屈に見せかけておいて、実は鬼畜なのか?!
しかし、ウザくて勘違いなところはさておき、悪気はまったくないし、決して悪い人間ではない…。
あさっての方向に迷走している情熱とパワーをもっと仕事に向ければ、いい弁護士になれるかも?
元ヤクザの居酒屋店長×弁護士
ネタバレ
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客から話しかけられて無視する居酒屋の店長にまず驚いた。え、接客業なのに、それでいいの?と。
けど、だんだん無口ぶりに慣れてきた(笑)
まあ、愛想はないが、昭和の頑固オヤジ店主って感じで味があるかも、と思えた。
受は言動が卑屈。洸作品には多いタイプだけど、健気というより、とにかく卑屈…。
今回はさらに、言動は卑屈なのに行動は図々しいという離れ業を見せる。
いくら好きでも、相手から拒否されてるのに近づいて、他人の生き方に口出しして、店の常連客から過去を勝手に聞き出すって…。
ヤクザが訪ねてきたりして危ないから近づくなと何度も言われているのに、無理について行って、人質に取られ、攻を窮地に陥れるのもひどすぎる。
何かあるたびに「真澄さんが」と攻の自殺した恋人の名前を出すのも、どういう神経なのか。辛い過去だと分かっていて、なぜ日常的に相手の傷を抉ろうとするのか。
卑屈に見せかけておいて、実は鬼畜なのか?!
しかし、ウザくて勘違いなところはさておき、悪気はまったくないし、決して悪い人間ではない…。
あさっての方向に迷走している情熱とパワーをもっと仕事に向ければ、いい弁護士になれるかも?
洸 雄飛 2007/03
面白かったけど、納得のいかない読後感。
ネタバレ
--------------------------------------------
専務×ルポライター。
殺人の加害者の息子(受)と被害者の息子(攻)だけど、被害者のほうは人妻に手を出して夫に殺された(と思われている)のに、こんな一方的に加害者の息子を責めるのも変な話…。
むしろ両親をいっぺんに亡くした加害者側の息子のほうが、幸せだった家庭を奪われたという理由で不倫男の被害者を恨んでも仕方がないような。
世間では「痴情のもつれ」って、あまり同情されないし…。
そして、真実は攻の叔父が犯人で、受の両親は巻き込まれて殺人と不倫の汚名を着せられて殺されてしまったという完全な被害者だった。
…攻、受に対する自分の言動を振り返って、もっと謝ってもよくない?
なにが理不尽って、攻の態度じゃないかと思った。
ただ、この攻、結構いい人で魅力もある。
恨みに思っている相手なのに、危なくなれば助けるために飛んでくるし、受から申し込まれていた取材もきちんと応じる。
受も仕事熱心な男前で、いいキャラだった。
小冊子も甘い話でよかった。
面白かったけど、納得のいかない読後感。
ネタバレ
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専務×ルポライター。
殺人の加害者の息子(受)と被害者の息子(攻)だけど、被害者のほうは人妻に手を出して夫に殺された(と思われている)のに、こんな一方的に加害者の息子を責めるのも変な話…。
むしろ両親をいっぺんに亡くした加害者側の息子のほうが、幸せだった家庭を奪われたという理由で不倫男の被害者を恨んでも仕方がないような。
世間では「痴情のもつれ」って、あまり同情されないし…。
そして、真実は攻の叔父が犯人で、受の両親は巻き込まれて殺人と不倫の汚名を着せられて殺されてしまったという完全な被害者だった。
…攻、受に対する自分の言動を振り返って、もっと謝ってもよくない?
なにが理不尽って、攻の態度じゃないかと思った。
ただ、この攻、結構いい人で魅力もある。
恨みに思っている相手なのに、危なくなれば助けるために飛んでくるし、受から申し込まれていた取材もきちんと応じる。
受も仕事熱心な男前で、いいキャラだった。
小冊子も甘い話でよかった。
徳間書店 2006/5
ツンデレ攻?(とは言わないのかな…よく分からない)
なんだかんだいって、受に弱いところがよかった。コスモスのエピソードは乙女過ぎる!
攻はなんか子供っぽいというか…、偏屈で孤独な老人になりそうなタイプ(笑)
穏やかで芯のしっかりした受に出会えてよかったんじゃないかと。
ツンデレ攻?(とは言わないのかな…よく分からない)
なんだかんだいって、受に弱いところがよかった。コスモスのエピソードは乙女過ぎる!
攻はなんか子供っぽいというか…、偏屈で孤独な老人になりそうなタイプ(笑)
穏やかで芯のしっかりした受に出会えてよかったんじゃないかと。
徳間書店 2007/08
弁護士×雑誌記者。元同級生。
ネタバレ
-----------------------------------------
細かい点をあげれば、結構ツッコミどころも多かったけど、面白かったから、いいや~という気分になった。
二人ともいい人だし、事件もテンポよく進んだし。
受は最初は「脅迫」とかして痛い人だと思ったけど、その後の行動はいい人過ぎる…。寛大だ~。
元カレに言い返せなかった気持ちも分かる気がするし、感情移入しやすいタイプだった。
できれば、受の雑誌記者としての活躍を現在進行形でも見たかったかな。
あと、欲をいえば、事件後にもう少しページ数を割いてほしかった。
ラストのほうにあった「(受が攻を)複数形で責めた」という台詞が気になって、最初から読み返してみたけど、該当箇所が見つからなかった…。どこなんだ…。
イラストは…まずイラストレーターの名前で引っかかった。変なこだわりがあるタイプなのかな…。まあ表紙の受の服装だけでも、センスが知れるけど。
趣味合わない×画力が低い…というコンボはきつかった。
弁護士×雑誌記者。元同級生。
ネタバレ
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細かい点をあげれば、結構ツッコミどころも多かったけど、面白かったから、いいや~という気分になった。
二人ともいい人だし、事件もテンポよく進んだし。
受は最初は「脅迫」とかして痛い人だと思ったけど、その後の行動はいい人過ぎる…。寛大だ~。
元カレに言い返せなかった気持ちも分かる気がするし、感情移入しやすいタイプだった。
できれば、受の雑誌記者としての活躍を現在進行形でも見たかったかな。
あと、欲をいえば、事件後にもう少しページ数を割いてほしかった。
ラストのほうにあった「(受が攻を)複数形で責めた」という台詞が気になって、最初から読み返してみたけど、該当箇所が見つからなかった…。どこなんだ…。
イラストは…まずイラストレーターの名前で引っかかった。変なこだわりがあるタイプなのかな…。まあ表紙の受の服装だけでも、センスが知れるけど。
趣味合わない×画力が低い…というコンボはきつかった。
心交社 2009/06
キャラはわりと好きだけど、盛り上がらないほうの洸さん。
表紙とタイトルから、取っ付きにくい話かと思ったら、適度に軽さもあって読みやすい話だった。
ただ、全体的にとにかく物足りない…。
すごいお屋敷に移り住んだわりに、離れだからか?ゴージャス感もなく、謎解きも恋愛もなんとな~く進んでいくという感じで、続きが気にならないというか。
作中で「残念な人」という評価の受よりも、攻のほうが残念な感じ。不器用という設定だから仕方ないけど、素っ気無いというより、ひたすら気が利かない。この性格じゃ女性にモテないだろうな…と思ってしまった。
いい人なんだけど。
犯人は…出てきた瞬間から怪しかった(笑)
首から「私が犯人です」のプラカードを下げてるみたいに分かりやすくて、謎解きがメインじゃないとはいえ、ちょっと白けるレベルだった。
うーん…。
キャラはわりと好きだけど、盛り上がらないほうの洸さん。
表紙とタイトルから、取っ付きにくい話かと思ったら、適度に軽さもあって読みやすい話だった。
ただ、全体的にとにかく物足りない…。
すごいお屋敷に移り住んだわりに、離れだからか?ゴージャス感もなく、謎解きも恋愛もなんとな~く進んでいくという感じで、続きが気にならないというか。
作中で「残念な人」という評価の受よりも、攻のほうが残念な感じ。不器用という設定だから仕方ないけど、素っ気無いというより、ひたすら気が利かない。この性格じゃ女性にモテないだろうな…と思ってしまった。
いい人なんだけど。
犯人は…出てきた瞬間から怪しかった(笑)
首から「私が犯人です」のプラカードを下げてるみたいに分かりやすくて、謎解きがメインじゃないとはいえ、ちょっと白けるレベルだった。
うーん…。
海王社 2005/12
苦手系の洸さんだった。
ネタバレ
-------------------------------------------
すべてに無感動になっていた夏彦が、麻生と出会って変わるのは分かるんだけど、心を許すのが早すぎる気がした。
出会ったばかりなのに、どんなに冷たくされても好きで、腹違いの兄弟だと言われても気持ちが変わらないって、まったく理解できない……。
…特殊な生い立ちだから反応が極端になるのかもしれないけど、読んでて置いてきぼりにされた。遺産目当てで突然現れた(ことになっている)兄を、なんで相続放棄するほど好きなんだろう?という感じ。
何があっても麻生さんを信じるって決意する理由が、何回か優しくしてもらったことがあって好きだからっていうのも驚き。
騙されやすそうな子…!
夏彦は金目当てで近寄ってくる人間を冷めた目で見ていたはずなのに、なんかキャラがブレてるように感じてしまった。
麻生に出会って夏彦が変わったという設定なんだけど、どうもついていけなかった。
もっと時間をかけて、麻生に心を開いていく話のほうが好みだった。
麻生はいいキャラなんだけど、冷たくしていたときの印象が強すぎて、ちょっと好きになれなかった。
亡父がなぜ麻生の手紙を無視したのか、どうして成人したばかりの御曹司の世話をする人が誰もいないのかが謎だった。
だいたい、子供の頃から放任されて、ろくに大学にも通っていなかった孫を、大学卒業後から教育して後継者にしようとするとか、いくらなんでも無理でしょう…。
企業経営ってそんなにお手軽なの?と思ってしまった。
苦手系の洸さんだった。
ネタバレ
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すべてに無感動になっていた夏彦が、麻生と出会って変わるのは分かるんだけど、心を許すのが早すぎる気がした。
出会ったばかりなのに、どんなに冷たくされても好きで、腹違いの兄弟だと言われても気持ちが変わらないって、まったく理解できない……。
…特殊な生い立ちだから反応が極端になるのかもしれないけど、読んでて置いてきぼりにされた。遺産目当てで突然現れた(ことになっている)兄を、なんで相続放棄するほど好きなんだろう?という感じ。
何があっても麻生さんを信じるって決意する理由が、何回か優しくしてもらったことがあって好きだからっていうのも驚き。
騙されやすそうな子…!
夏彦は金目当てで近寄ってくる人間を冷めた目で見ていたはずなのに、なんかキャラがブレてるように感じてしまった。
麻生に出会って夏彦が変わったという設定なんだけど、どうもついていけなかった。
もっと時間をかけて、麻生に心を開いていく話のほうが好みだった。
麻生はいいキャラなんだけど、冷たくしていたときの印象が強すぎて、ちょっと好きになれなかった。
亡父がなぜ麻生の手紙を無視したのか、どうして成人したばかりの御曹司の世話をする人が誰もいないのかが謎だった。
だいたい、子供の頃から放任されて、ろくに大学にも通っていなかった孫を、大学卒業後から教育して後継者にしようとするとか、いくらなんでも無理でしょう…。
企業経営ってそんなにお手軽なの?と思ってしまった。
海王社 2007/03
続編。
ネタバレ
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双子の兄の幽霊が、身近な人の危機を予知するという設定の続編。
その幽霊が前作で消えて(成仏して?)しまったので、どーやって続けるのかと思ったら、何の躊躇も感じさせずに幽霊が戻ってきた。
別にそれは気にならないんだけど、ある意味、力技だな~と。
前作で頼りになる男だった攻の尾崎が、今回はヘタレで意地悪で…なんかイメージダウン。
主人公の右京は可愛いし、好きなんだけど、役に立たないことより、ものを考えないことが気になった。尾崎の推理とも呼べない指摘に感心していた場面とか、ちょっと考えれば分かるでしょ?と呆れてしまった…。
無理に迫ったから尾崎に嫌われたという勘違いも…尾崎は嫌なら断ればいいだけだってことに気付かないものなのか。つまり主人公にとって尾崎は、しつこく迫り続けたわけでもないのに誘いを断らずに抱いておいて、それを理由に嫌うような男ってこと? それ、かなり嫌な人じゃないの??
結局、尾崎の気持ちでさえも分かろうと努力してないのかも。
右京はいい子なんだけど、…鈍感と無神経は紙一重。
藤倉と部長さんがいい男だった。
続編。
ネタバレ
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双子の兄の幽霊が、身近な人の危機を予知するという設定の続編。
その幽霊が前作で消えて(成仏して?)しまったので、どーやって続けるのかと思ったら、何の躊躇も感じさせずに幽霊が戻ってきた。
別にそれは気にならないんだけど、ある意味、力技だな~と。
前作で頼りになる男だった攻の尾崎が、今回はヘタレで意地悪で…なんかイメージダウン。
主人公の右京は可愛いし、好きなんだけど、役に立たないことより、ものを考えないことが気になった。尾崎の推理とも呼べない指摘に感心していた場面とか、ちょっと考えれば分かるでしょ?と呆れてしまった…。
無理に迫ったから尾崎に嫌われたという勘違いも…尾崎は嫌なら断ればいいだけだってことに気付かないものなのか。つまり主人公にとって尾崎は、しつこく迫り続けたわけでもないのに誘いを断らずに抱いておいて、それを理由に嫌うような男ってこと? それ、かなり嫌な人じゃないの??
結局、尾崎の気持ちでさえも分かろうと努力してないのかも。
右京はいい子なんだけど、…鈍感と無神経は紙一重。
藤倉と部長さんがいい男だった。
心交社 2012/03
苦手なほうの洸さんだった。
ネタバレ
------------------------------------------
洸さんの卑屈受は苦手…。
ノンケの男が出会ったばかりの相手に速攻で落ちて、彼好みの男になりたいとまで言うのは極端すぎてついていけなかった。
これだけ罵倒されて好きになるって、本当にMっ気あるのかも(笑)
こういう攻の魅力が分からない。なんで常に偉そうな命令口調で話すのか…。
恋人の好みのタイプになりたいと考えるのは、普通なら可愛らしい感じになると思うんだけど、この二人の場合、相乗効果でちっともいいと思わない。
攻が「~~しろ」「~~するな」と命令して、受が「僕なんかに命令してくれるなんて、感激!」みたいな下僕仕様だから、共感できるポイントがまったくないというか…。
恋人の部屋に来て、セックスだけして、はい、さようならって、なかなか最低だと思うんだけど、攻はまったく疑問に思わないらしいし、受は自分が悪いと考える…。
主人公は素直なタイプなのに、どうして恋愛に関してだけネガティブで卑屈なのか…。
小野寺(攻)とケンカしながら少しずつ仲良くなっていくような、ベタな話のほうが面白かったかも。
あと、脇役は個性あってよかったけど、ゲイしかいない職場って、これまた極端すぎる。
苦手なほうの洸さんだった。
ネタバレ
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洸さんの卑屈受は苦手…。
ノンケの男が出会ったばかりの相手に速攻で落ちて、彼好みの男になりたいとまで言うのは極端すぎてついていけなかった。
これだけ罵倒されて好きになるって、本当にMっ気あるのかも(笑)
こういう攻の魅力が分からない。なんで常に偉そうな命令口調で話すのか…。
恋人の好みのタイプになりたいと考えるのは、普通なら可愛らしい感じになると思うんだけど、この二人の場合、相乗効果でちっともいいと思わない。
攻が「~~しろ」「~~するな」と命令して、受が「僕なんかに命令してくれるなんて、感激!」みたいな下僕仕様だから、共感できるポイントがまったくないというか…。
恋人の部屋に来て、セックスだけして、はい、さようならって、なかなか最低だと思うんだけど、攻はまったく疑問に思わないらしいし、受は自分が悪いと考える…。
主人公は素直なタイプなのに、どうして恋愛に関してだけネガティブで卑屈なのか…。
小野寺(攻)とケンカしながら少しずつ仲良くなっていくような、ベタな話のほうが面白かったかも。
あと、脇役は個性あってよかったけど、ゲイしかいない職場って、これまた極端すぎる。
ムービック 2011/08
タイトル的にラブコメかと思ってた。
ネタバレ
-------------------------------------------
さくさく読めるけど、面白いかどうかはちょっと微妙だった。
攻が嘘をつく動機は可愛いものだけど、内容が悪質すぎる…。
主人公は怖い思いをして、怪我をして、身内の借金の心配をして、仕事を休んで協力させられ…。主人公が親に電話したとき、兄が借金してると相談していたら大事だったし。攻も…世間並みに対処できない?頼りない相手だからこそ、騙してやろうと思ったのかもしれないけど。
両思いになってなかったら、攻を訴えたいレベルでは…。
しかも、主人公が協力しなくても攻は兄を捜せたような気が…。あまり役に立ってなかったし。
と、近づき方は強引な攻だったけど、その後は結構気を遣う優しい攻だったから、まあいいか~。
兄に対してもそうだけど、主人公はお人好しすぎて心配なタイプ。
兄のスピンオフが出てるのかどうか気になる。
タイトル的にラブコメかと思ってた。
ネタバレ
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さくさく読めるけど、面白いかどうかはちょっと微妙だった。
攻が嘘をつく動機は可愛いものだけど、内容が悪質すぎる…。
主人公は怖い思いをして、怪我をして、身内の借金の心配をして、仕事を休んで協力させられ…。主人公が親に電話したとき、兄が借金してると相談していたら大事だったし。攻も…世間並みに対処できない?頼りない相手だからこそ、騙してやろうと思ったのかもしれないけど。
両思いになってなかったら、攻を訴えたいレベルでは…。
しかも、主人公が協力しなくても攻は兄を捜せたような気が…。あまり役に立ってなかったし。
と、近づき方は強引な攻だったけど、その後は結構気を遣う優しい攻だったから、まあいいか~。
兄に対してもそうだけど、主人公はお人好しすぎて心配なタイプ。
兄のスピンオフが出てるのかどうか気になる。
洸 徳間書店 2013/01
アメリカものシリーズ。
これって何冊目なんだろう。まだ読んでないのがあったら、読みたい。
ネタバレ
--------------------------------------------
面白かった。
事件も恋愛もテンポよく進むし、配分がいい。洸さんのこういう構成のバランスのよさが好き。
吉宗やスパーキーなど、味わいのあるキャラが多いのも魅力。
アーロンは確かに堅物で面白みがないけど、他人の気持ちが分かるタイプだし、これでもかというぐらい誠実でよかった。ハワイでスーツを着続けるという設定だから、もっと面倒くさいキャラかと思ってたら、意外と話の分かるタイプなのね、と好感度が高かった(笑)
ダンは、そんなイライラしなくても…と思うことが多かったけど、自分に対しても他人に対してもフェアな見方をできるところがよかった。吉宗に一目惚れして突っ走ってしまったエピソードも、ああ、そんな感じ~と思ったし(笑)
ダンが感情的にならなかったら、まとまりそうにないカップルだった…。
なにより、二人ともいい刑事だった。仕事熱心だし、理想があって。…組織の腐敗が最大の問題みたいな刑事物は読んでて疲れるし、こういう普通に事件解決できる刑事ものは読みやすくていい。
いいなー、ハワイ行きたいなあ…。
アメリカものシリーズ。
これって何冊目なんだろう。まだ読んでないのがあったら、読みたい。
ネタバレ
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面白かった。
事件も恋愛もテンポよく進むし、配分がいい。洸さんのこういう構成のバランスのよさが好き。
吉宗やスパーキーなど、味わいのあるキャラが多いのも魅力。
アーロンは確かに堅物で面白みがないけど、他人の気持ちが分かるタイプだし、これでもかというぐらい誠実でよかった。ハワイでスーツを着続けるという設定だから、もっと面倒くさいキャラかと思ってたら、意外と話の分かるタイプなのね、と好感度が高かった(笑)
ダンは、そんなイライラしなくても…と思うことが多かったけど、自分に対しても他人に対してもフェアな見方をできるところがよかった。吉宗に一目惚れして突っ走ってしまったエピソードも、ああ、そんな感じ~と思ったし(笑)
ダンが感情的にならなかったら、まとまりそうにないカップルだった…。
なにより、二人ともいい刑事だった。仕事熱心だし、理想があって。…組織の腐敗が最大の問題みたいな刑事物は読んでて疲れるし、こういう普通に事件解決できる刑事ものは読みやすくていい。
いいなー、ハワイ行きたいなあ…。
ブラザーコンプレックス
2013年4月6日 洸
洸 心交社 2010/06
表紙見て、受キャラは好きじゃないだろうな~と思ったけど、試しに読んでみた。
ネタバレ
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親の再婚で連れ子同士の義兄弟。優等生だった兄が失踪し、数年後に再会したときにはホストになっていたというストーリー。
イラストがよかった。エッチシーンで攻一人だけというのも珍しい。父親もいいオヤジだった。
話は状況次第でころころと態度を変える兄に、生い立ちへの同情を差し引いてもまったく魅力を感じなかった。
再会直後はともかく続編の態度は、今後も何かあるたびに八つ当たりするの?と思ってしまう。機嫌がいいとき、うまくいってるときに優しくするのなんて簡単なことで…、人間性は逆境のときに分かるものでは。
弟は表紙の印象通り、私の好みとは真逆だった。子犬のように懐くというには考え方が暗いし…。兄が失踪したのも冷たくされてるのも怒るのも、全部自分が悪い、自分のせいかも、と考える卑屈さに疲れた。
あと、どうも察しが悪いし、頭悪そうな印象。
兄の実の父親はホストだったらしいという情報を持っていながら、昔、兄にそっくりなホストに会ったことがあるという人の話を聞いて兄が顔色を変えているのに、他人の空似だろうと気にも留めないのが不自然。…そこは兄の気持ちを心配する場面なのでは。なんか好きな人の気持ちにさえも無頓着って、どうなのかと思う。
兄弟ものとしては、全然っ物足りない。
同居もしてない兄弟ものなら、せめて男同士、義兄弟というタブーにもっと悩んでほしかった。
まあキャラが趣味に合えば、物足りないなりに楽しめる話なんじゃないかと思う。
表紙見て、受キャラは好きじゃないだろうな~と思ったけど、試しに読んでみた。
ネタバレ
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親の再婚で連れ子同士の義兄弟。優等生だった兄が失踪し、数年後に再会したときにはホストになっていたというストーリー。
イラストがよかった。エッチシーンで攻一人だけというのも珍しい。父親もいいオヤジだった。
話は状況次第でころころと態度を変える兄に、生い立ちへの同情を差し引いてもまったく魅力を感じなかった。
再会直後はともかく続編の態度は、今後も何かあるたびに八つ当たりするの?と思ってしまう。機嫌がいいとき、うまくいってるときに優しくするのなんて簡単なことで…、人間性は逆境のときに分かるものでは。
弟は表紙の印象通り、私の好みとは真逆だった。子犬のように懐くというには考え方が暗いし…。兄が失踪したのも冷たくされてるのも怒るのも、全部自分が悪い、自分のせいかも、と考える卑屈さに疲れた。
あと、どうも察しが悪いし、頭悪そうな印象。
兄の実の父親はホストだったらしいという情報を持っていながら、昔、兄にそっくりなホストに会ったことがあるという人の話を聞いて兄が顔色を変えているのに、他人の空似だろうと気にも留めないのが不自然。…そこは兄の気持ちを心配する場面なのでは。なんか好きな人の気持ちにさえも無頓着って、どうなのかと思う。
兄弟ものとしては、全然っ物足りない。
同居もしてない兄弟ものなら、せめて男同士、義兄弟というタブーにもっと悩んでほしかった。
まあキャラが趣味に合えば、物足りないなりに楽しめる話なんじゃないかと思う。
洸 徳間書店 2011/03
アメリカもの。
ネタバレ
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面白かった。
アメリカシリーズ、いいなあ。
小説というより、映画に近いテンポとストーリー展開。仕事関係は話が分かる程度の説明で済ませ、恋愛と事件と山場を詰め込み過ぎないように見せていく手法というか。この長さでこれだけ要素を詰め込んだら普通はキツキツなんだけど、この作家さんは余裕を持って終わらせる。
このバランス感覚が素晴らしいと思う一方で、長編を読んでみたいような。
恐竜の化石の発掘をしてる古生物学者とFBI捜査官という設定だけで嬉しくなっちゃうけど、中身もちょっと昔のアメリカのドラマみたいな雰囲気で、事件性とかなくてもわりと楽しめちゃう。けど、事件も興味深いし、洞窟に閉じ込められてしまってから無事に脱出するまでの話も盛り上がって楽しかった。
最後、遠距離恋愛をものともしない二人がよかったな~。
アメリカもの。
ネタバレ
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面白かった。
アメリカシリーズ、いいなあ。
小説というより、映画に近いテンポとストーリー展開。仕事関係は話が分かる程度の説明で済ませ、恋愛と事件と山場を詰め込み過ぎないように見せていく手法というか。この長さでこれだけ要素を詰め込んだら普通はキツキツなんだけど、この作家さんは余裕を持って終わらせる。
このバランス感覚が素晴らしいと思う一方で、長編を読んでみたいような。
恐竜の化石の発掘をしてる古生物学者とFBI捜査官という設定だけで嬉しくなっちゃうけど、中身もちょっと昔のアメリカのドラマみたいな雰囲気で、事件性とかなくてもわりと楽しめちゃう。けど、事件も興味深いし、洞窟に閉じ込められてしまってから無事に脱出するまでの話も盛り上がって楽しかった。
最後、遠距離恋愛をものともしない二人がよかったな~。
恋 La saison d’amour
2013年3月30日 洸
洸 海王社 2009/6
春夏秋冬の4部構成。
ネタバレ
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読みやすくはあるけど、カップルの両方ともに感情移入できなかった。
まず、なんでそんなに相手が好きなの?という大前提でつまづいてしまった。
恋愛の相手として、魅力はあるだろうと思う。ただ、「一目惚れしました」の一言で、すべてが説明されてしまっている感じ。
ろくに喋ったこともないのに、相手を駅で待ち伏せし、前置きもなく「抱いてください」と言う。…こんなきっかけでどうやったら恋が生まれるのか理解できなかったが、相手はゲイでもないのに、なぜか主人公をお持ち帰り。
ちっとも意味が分からないまま話が進み、最後まで補足もなし。
仕事では結構しっかりしていそうな主人公の和泉は、恋愛になるとどこまでも卑屈でついていけなかった。攻に何をされても怒らないので、…後輩の女性には怒ってたのになあ、と思ってしまった。
それに「いやらしい人間」とまでは思わないけど、なんでそんなにガツガツしてるの…。性格がウジウジしているせいもあって、うっとうしい感じだった。
洸さんの卑屈受はかなり苦手かも。
攻の若月はゲイでもないのに、顔見知り程度の男に「抱いてくれ」と言われて、戸惑いもなく抱くって理解不能…。
和泉のどこをどう気に入ったのか考えてみると、セックスの相性が良かったんだろうか?と思ってしまう。
きっかけは一目惚れでもいいけど、相手を好きになる理由付けがもうちょっと欲しかった。とくに若月が和泉を好きになった理由がほとんど分からなくて、恋愛ものを読む醍醐味がなかった。
春夏秋冬の4部構成。
ネタバレ
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読みやすくはあるけど、カップルの両方ともに感情移入できなかった。
まず、なんでそんなに相手が好きなの?という大前提でつまづいてしまった。
恋愛の相手として、魅力はあるだろうと思う。ただ、「一目惚れしました」の一言で、すべてが説明されてしまっている感じ。
ろくに喋ったこともないのに、相手を駅で待ち伏せし、前置きもなく「抱いてください」と言う。…こんなきっかけでどうやったら恋が生まれるのか理解できなかったが、相手はゲイでもないのに、なぜか主人公をお持ち帰り。
ちっとも意味が分からないまま話が進み、最後まで補足もなし。
仕事では結構しっかりしていそうな主人公の和泉は、恋愛になるとどこまでも卑屈でついていけなかった。攻に何をされても怒らないので、…後輩の女性には怒ってたのになあ、と思ってしまった。
それに「いやらしい人間」とまでは思わないけど、なんでそんなにガツガツしてるの…。性格がウジウジしているせいもあって、うっとうしい感じだった。
洸さんの卑屈受はかなり苦手かも。
攻の若月はゲイでもないのに、顔見知り程度の男に「抱いてくれ」と言われて、戸惑いもなく抱くって理解不能…。
和泉のどこをどう気に入ったのか考えてみると、セックスの相性が良かったんだろうか?と思ってしまう。
きっかけは一目惚れでもいいけど、相手を好きになる理由付けがもうちょっと欲しかった。とくに若月が和泉を好きになった理由がほとんど分からなくて、恋愛ものを読む醍醐味がなかった。
洸 海王社 2010/4
ネタバレ
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年下ワンコ攻、面白かった。
しつこいワンコだと「うぜー」とか思ってしまう(…)けど、お利口なワンコでよかったな~。
吉岡もなんだかんだいって男前でよかった。多岐の父親の記事を書くって決めるところとか、学生時代は多岐の才能に嫉妬していたことを認めるところとか、簡単なようでいて難しいことだと思う。
温泉で雪見酒…最高だ。
佐々木さんのイラストは作品と合っていなかった気がする。
まず、攻に髭があったり、文章から受けるイメージとだいぶ違う。表紙の攻も細すぎる気がするし。…攻の肌をチラ見せ?するのは珍しいかも。
ネタバレ
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年下ワンコ攻、面白かった。
しつこいワンコだと「うぜー」とか思ってしまう(…)けど、お利口なワンコでよかったな~。
吉岡もなんだかんだいって男前でよかった。多岐の父親の記事を書くって決めるところとか、学生時代は多岐の才能に嫉妬していたことを認めるところとか、簡単なようでいて難しいことだと思う。
温泉で雪見酒…最高だ。
佐々木さんのイラストは作品と合っていなかった気がする。
まず、攻に髭があったり、文章から受けるイメージとだいぶ違う。表紙の攻も細すぎる気がするし。…攻の肌をチラ見せ?するのは珍しいかも。
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