おはようとおやすみとそのあとに
2017年1月27日 BL漫画
波真田かもめ KADOKAWA
全4巻+続編1冊を一気読み。
日常系。見習いシェフ×アート系の学生。(社会人)
1巻なのに、まるで長いシリーズの途中から読んだみたいな気になる、馴染んだ、すでに出来上がったような空気感。FTや時代物だと世界観をつかむまでの取っ付きにくさがあるけど、これはその対極かも。まさに日常系というべきか。
日常系はそのほうがいいのかもしれないけど、一目惚れして、運命の人とか言っちゃうわりに、インパクトは薄い。
新鮮味や意外性はまるでない。
さあ読むぞ!って気負わずに読めるのはよかった。和みたいときに、のんびり読むのにちょうどいい。
ただ、これは1冊ずつ発売を待って、時間をかけて読むほうが楽しめる漫画かも。一気に読むと薄く感じるというか。面白いは面白いんだけど、途中で何度も「別に続きは気にならないなあ」って思った。続きが手元にあるから最後まで読んだけど、続きが手に入らなくてもそれほど気にならなかったと思う。
日常系と言いつつも、主人公が海外に行って遠距離になるとか、大怪我するとか、それなりに事件も起きるんだけど、さらりさらりと流れていく。ドラマティックな展開はなくて、物足りないし、薄味。
読みやすいけど、残るものもなかった。
…女の子と間違えられる19歳で、童顔で中身も子供っぽい受というのが、まったく好みに引っかからないから、攻が「かわいい!」って盛り上がってる場面で、「え、そう?」って思っちゃうのがキツかった。
好感が持てるキャラではあるんだけど、まったくもって趣味に合わないという。
攻もいい人だけど、素敵!ってほどでもなく、個人的にはBL要素でほとんど楽しめなくて残念。
受が「可愛い!」って思える趣味の読者さんなら、もっと楽しめそうな作品だと思った。
追記。
主人公の子供の時の顔、どっかで見たことあるというか、なんかのキャラに似てるな~と思ったんだけど、思い出せなくてモヤモヤしてた。で、やっと思い出した。
『flat』の我慢強い幼児に似てた! あー、すっきり。
全4巻+続編1冊を一気読み。
日常系。見習いシェフ×アート系の学生。(社会人)
1巻なのに、まるで長いシリーズの途中から読んだみたいな気になる、馴染んだ、すでに出来上がったような空気感。FTや時代物だと世界観をつかむまでの取っ付きにくさがあるけど、これはその対極かも。まさに日常系というべきか。
日常系はそのほうがいいのかもしれないけど、一目惚れして、運命の人とか言っちゃうわりに、インパクトは薄い。
新鮮味や意外性はまるでない。
さあ読むぞ!って気負わずに読めるのはよかった。和みたいときに、のんびり読むのにちょうどいい。
ただ、これは1冊ずつ発売を待って、時間をかけて読むほうが楽しめる漫画かも。一気に読むと薄く感じるというか。面白いは面白いんだけど、途中で何度も「別に続きは気にならないなあ」って思った。続きが手元にあるから最後まで読んだけど、続きが手に入らなくてもそれほど気にならなかったと思う。
日常系と言いつつも、主人公が海外に行って遠距離になるとか、大怪我するとか、それなりに事件も起きるんだけど、さらりさらりと流れていく。ドラマティックな展開はなくて、物足りないし、薄味。
読みやすいけど、残るものもなかった。
…女の子と間違えられる19歳で、童顔で中身も子供っぽい受というのが、まったく好みに引っかからないから、攻が「かわいい!」って盛り上がってる場面で、「え、そう?」って思っちゃうのがキツかった。
好感が持てるキャラではあるんだけど、まったくもって趣味に合わないという。
攻もいい人だけど、素敵!ってほどでもなく、個人的にはBL要素でほとんど楽しめなくて残念。
受が「可愛い!」って思える趣味の読者さんなら、もっと楽しめそうな作品だと思った。
追記。
主人公の子供の時の顔、どっかで見たことあるというか、なんかのキャラに似てるな~と思ったんだけど、思い出せなくてモヤモヤしてた。で、やっと思い出した。
『flat』の我慢強い幼児に似てた! あー、すっきり。
波真田かもめ KADOKAWA 2016/11
初めて読む漫画家さん。
前から表紙絵の背景が気になってたんだけど、キャラの容姿が子供っぽいので避けてた。
や~、こんなしっかり背景が描き込んである作品は珍しい。自然も街も建物やインテリアもとてもきれい。背景的に大満足!!
漫画としては、日常話を穏やかにスローに展開していく感じ。恋愛までの流れがスムーズで読みやすい。大事件はないけど、起伏はちゃんとあって飽きさせないのもよかった。
気になってたキャラの容姿はやっぱり年齢より子供っぽいと思うけど、表情や雰囲気がいい感じ。
続きが楽しみ。
初めて読む漫画家さん。
前から表紙絵の背景が気になってたんだけど、キャラの容姿が子供っぽいので避けてた。
や~、こんなしっかり背景が描き込んである作品は珍しい。自然も街も建物やインテリアもとてもきれい。背景的に大満足!!
漫画としては、日常話を穏やかにスローに展開していく感じ。恋愛までの流れがスムーズで読みやすい。大事件はないけど、起伏はちゃんとあって飽きさせないのもよかった。
気になってたキャラの容姿はやっぱり年齢より子供っぽいと思うけど、表情や雰囲気がいい感じ。
続きが楽しみ。
それから、君を考える
2015年10月18日 BL漫画
小松 プランタン出版 2015/07
好きか嫌いかと聞かれると、別に好きでも嫌いでもなかった。
ただ、手元に残そうと思ったから、どちらかというと好きなのかも。
某所のレビューで結構叩かれてた。
叩くほど悪くもないし、絶賛するほどでもないっていうのが、大方の感想なんじゃないのかなあ?
デビュー作なんだから、粗がないほうが不思議だし。
すっかり新人が育たないジャンルになってることを思えば、読者も新人をもっと温かく見守るべきだと思う。
ネタバレ
-------------------------------------------
表題作含め、2作が失恋で終わるというBLでは珍しい短編集。
ただ、失恋といっても「青春の甘酸っぱい思い出」という感じで、読後感が爽やか。たぶん、当人たちにとっても苦い失恋ではなくて、時々思い出したくなる恋だと思う。
雰囲気重視の漫画だけど、雰囲気に酔ってないのもよかった。単純明快ストーリーやドロドロは結構多いけど、こういう余韻を残すタイプの作品はBLでは貴重かも。
カラーももうちょっとCGを控えてくれると、個人的には嬉しい。
好きか嫌いかと聞かれると、別に好きでも嫌いでもなかった。
ただ、手元に残そうと思ったから、どちらかというと好きなのかも。
某所のレビューで結構叩かれてた。
叩くほど悪くもないし、絶賛するほどでもないっていうのが、大方の感想なんじゃないのかなあ?
デビュー作なんだから、粗がないほうが不思議だし。
すっかり新人が育たないジャンルになってることを思えば、読者も新人をもっと温かく見守るべきだと思う。
ネタバレ
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表題作含め、2作が失恋で終わるというBLでは珍しい短編集。
ただ、失恋といっても「青春の甘酸っぱい思い出」という感じで、読後感が爽やか。たぶん、当人たちにとっても苦い失恋ではなくて、時々思い出したくなる恋だと思う。
雰囲気重視の漫画だけど、雰囲気に酔ってないのもよかった。単純明快ストーリーやドロドロは結構多いけど、こういう余韻を残すタイプの作品はBLでは貴重かも。
カラーももうちょっとCGを控えてくれると、個人的には嬉しい。
日高ショーコ 幻冬舎 2015/03
待ってました!、の完結巻。
びっくりするぐらい分厚~い本で、ゆっくり丁寧にフィナーレ。
今の季節にピッタリな、桜の表紙がきれい。
ネタバレ
-----------------------------------------
いま、BLの中で1番好きな漫画。
終わってしまって残念だけど、大満足な1冊だった。
最後までジェットコースター展開はなくて、地味に地道に丁寧に話が進んでいった。それで、確実にキャラが成長して、一歩も二歩も前に進んだところが凄い。
相変わらず落ち着いた雰囲気で、それはそのまま蓉一が守ろうとしている家の雰囲気とも重なっていて、読んでて癒される感じ。
日高さんのスッキリした絵だからこそ、活きている作品なのかもしれない。
1巻ではぼんやりした感じだった蓉一が、5巻ではすっかり表情豊かになって、怒鳴ったりもしてる。誰の目から見ても良い方向への変化で、しかもそれは桜井の影響ってところが素敵だな~。
桜井は調整タイプというか、一歩下がって見守るタイプなんだけど、今回はそれだけじゃ駄目だと気づいて、踏み込んでいってた。若い蓉一だけじゃなく、桜井も成長してる。竹さんや菖太、藤本もそれぞれ成長してるところがよかった。
吉富さんや柏木さんとの関係も含め、群像劇としても面白かった。
菖太は強い子だな~。
蓉一の両親の話は悲しい話だけど、納得したというか、まあ全部分かってすっきりした。たぶん、一番辛かったのはお母さんじゃないかな。自覚がないにしても。
それにしても、蓉一が素直で頑張ってて可愛いわ~。短い髪もカッコいいし。
桜井の転勤でどうなるの?と心配だった二人の関係も、遠距離でもまったく問題がなさそうで、こういう時期があってもいいかも?と思えた。
これだけ年齢が離れている二人だけど、対等の関係なのがよかった。どっちかが一方的に甘えるとか頼るとか、守るとか支えるとか、そういうんじゃなくて、「二人で育てていけばいい」っていう関係。素敵だ。
小冊子の話も楽しかったし、また彼らの日常話が読みたい。
とりあえず1巻から読み返そう。
待ってました!、の完結巻。
びっくりするぐらい分厚~い本で、ゆっくり丁寧にフィナーレ。
今の季節にピッタリな、桜の表紙がきれい。
ネタバレ
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いま、BLの中で1番好きな漫画。
終わってしまって残念だけど、大満足な1冊だった。
最後までジェットコースター展開はなくて、地味に地道に丁寧に話が進んでいった。それで、確実にキャラが成長して、一歩も二歩も前に進んだところが凄い。
相変わらず落ち着いた雰囲気で、それはそのまま蓉一が守ろうとしている家の雰囲気とも重なっていて、読んでて癒される感じ。
日高さんのスッキリした絵だからこそ、活きている作品なのかもしれない。
1巻ではぼんやりした感じだった蓉一が、5巻ではすっかり表情豊かになって、怒鳴ったりもしてる。誰の目から見ても良い方向への変化で、しかもそれは桜井の影響ってところが素敵だな~。
桜井は調整タイプというか、一歩下がって見守るタイプなんだけど、今回はそれだけじゃ駄目だと気づいて、踏み込んでいってた。若い蓉一だけじゃなく、桜井も成長してる。竹さんや菖太、藤本もそれぞれ成長してるところがよかった。
吉富さんや柏木さんとの関係も含め、群像劇としても面白かった。
菖太は強い子だな~。
蓉一の両親の話は悲しい話だけど、納得したというか、まあ全部分かってすっきりした。たぶん、一番辛かったのはお母さんじゃないかな。自覚がないにしても。
それにしても、蓉一が素直で頑張ってて可愛いわ~。短い髪もカッコいいし。
桜井の転勤でどうなるの?と心配だった二人の関係も、遠距離でもまったく問題がなさそうで、こういう時期があってもいいかも?と思えた。
これだけ年齢が離れている二人だけど、対等の関係なのがよかった。どっちかが一方的に甘えるとか頼るとか、守るとか支えるとか、そういうんじゃなくて、「二人で育てていけばいい」っていう関係。素敵だ。
小冊子の話も楽しかったし、また彼らの日常話が読みたい。
とりあえず1巻から読み返そう。
碧本さり 角川書店 2015/02
表紙の色使いがきれいだったから買ってみた。
結構、好きなタイプの話だった。(地味系、年上クール受)
読み終わってから気づいたけど、他の作品を読んで(趣味に合わないから)二度と買わないと思った漫画家さんだった。
うーん、1冊じゃ判断できないものなんだなあ。
表紙の色使いがきれいだったから買ってみた。
結構、好きなタイプの話だった。(地味系、年上クール受)
読み終わってから気づいたけど、他の作品を読んで(趣味に合わないから)二度と買わないと思った漫画家さんだった。
うーん、1冊じゃ判断できないものなんだなあ。
伊東七つ生 心交社 2014/06
この漫画家さんの作品を読むのは、これが3冊目だったかな。
前2作はちょっとBLとして物足りなかったんだけど、作風は好きなので、手に取ってみた。
ネタバレ
-----------------------------------------
すごくよかった。
まあ、私の好みにはまったというか。
植物園みたいな、大きい公園が素敵だった。表紙カラーが水彩タッチで、植物いっぱいの公園や庭の絵だったら、とりあえず買うという趣味。この表紙はあんまり水彩系じゃないけど、植物+スーツなので、わー、買わなくちゃ、という感じ。
クールなスーツ姿の上司受というのが、とにかく好みにドンピシャで(笑)
蓮池はクールなのに、嫌味とか決して言わず、素直で真面目なところも好み。不器用だから周囲になかなか馴染めないけど、結構気遣いの人だし、可愛いところがあっていいなあと。で、受だとそのまま可愛い方面に行ってしまって戻ってこないことが多いけど(…)、蓮池は色気もあってよかった。
平岸も人懐こくて可愛い。明るくて押しが強いけど、ちゃんと相手の気持ちを思いやったり、場の雰囲気を読めるあたりもいい。
…蓮池のほうが攻の平岸より少し背が高いような気がして、どっちなんだ?と最後まで悩んだ。平岸が可愛い顔で髭を生やしてるあたりも戸惑いポイント。髭受っていうのも貴重だから、どっちに転んでも美味しい(笑)
…まあでも、一般的な?ニーズとしては、蓮池×髭をそった平岸なんだろうなあと。
島の話は面白いんだけど、不思議な現象がさらっと流されるあたり、ちょっとばっかり入り込めないものを感じてしまった。あと、おっさん×少年(または少年×おっさん)とか、歳の差CPが好きじゃないんで、表題作ほど趣味に合わなかったというか。
ここで終わるのが余韻になってるんだけど、少年がこのまま綺麗系の受になるのか、成長して攻になるのか、すごく気になる。青年×おっさんなら、むしろ大好物ですよ!
…BL感想で萌の話になったの、久しぶりな気がする。
この漫画家さんの作品を読むのは、これが3冊目だったかな。
前2作はちょっとBLとして物足りなかったんだけど、作風は好きなので、手に取ってみた。
ネタバレ
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すごくよかった。
まあ、私の好みにはまったというか。
植物園みたいな、大きい公園が素敵だった。表紙カラーが水彩タッチで、植物いっぱいの公園や庭の絵だったら、とりあえず買うという趣味。この表紙はあんまり水彩系じゃないけど、植物+スーツなので、わー、買わなくちゃ、という感じ。
クールなスーツ姿の上司受というのが、とにかく好みにドンピシャで(笑)
蓮池はクールなのに、嫌味とか決して言わず、素直で真面目なところも好み。不器用だから周囲になかなか馴染めないけど、結構気遣いの人だし、可愛いところがあっていいなあと。で、受だとそのまま可愛い方面に行ってしまって戻ってこないことが多いけど(…)、蓮池は色気もあってよかった。
平岸も人懐こくて可愛い。明るくて押しが強いけど、ちゃんと相手の気持ちを思いやったり、場の雰囲気を読めるあたりもいい。
…蓮池のほうが攻の平岸より少し背が高いような気がして、どっちなんだ?と最後まで悩んだ。平岸が可愛い顔で髭を生やしてるあたりも戸惑いポイント。髭受っていうのも貴重だから、どっちに転んでも美味しい(笑)
…まあでも、一般的な?ニーズとしては、蓮池×髭をそった平岸なんだろうなあと。
島の話は面白いんだけど、不思議な現象がさらっと流されるあたり、ちょっとばっかり入り込めないものを感じてしまった。あと、おっさん×少年(または少年×おっさん)とか、歳の差CPが好きじゃないんで、表題作ほど趣味に合わなかったというか。
ここで終わるのが余韻になってるんだけど、少年がこのまま綺麗系の受になるのか、成長して攻になるのか、すごく気になる。青年×おっさんなら、むしろ大好物ですよ!
…BL感想で萌の話になったの、久しぶりな気がする。
それでも、やさしい恋をする
2014年4月7日 BL漫画
ヨネダコウ 大洋図書 2014/04
個人的に、お久しぶりなヨネダさん。
デビュー作のスピンオフということで読んでみた。
デビュー作は実写映画化するようで。
うーん…。どうもBLの実写ってものには抵抗がある。いや、観ないからいいんだけど。
ネタバレ
-----------------------------------------
面白かった。
地味~にのんびり、ちょっと切ない話。キャラも魅力的だし(モテるのも納得)、展開に意外性がないのが、逆に恋愛話に浸れてよかった。
ゲイとノンケのカップルということで、「どこかで読んだような」典型的な描き方なんだけど、テンプレともちょっと違ってて、ありがちなものを最後まで飽きさせずに丁寧に描くあたりがすごいし、男同士だけど普通の恋愛という感じで共感しやすかった。
タイトルの通り、やさしい話になってて、いいものを読んだな~と思った。
こういう尖ったところのない作品って再読したくなる。
個人的に、お久しぶりなヨネダさん。
デビュー作のスピンオフということで読んでみた。
デビュー作は実写映画化するようで。
うーん…。どうもBLの実写ってものには抵抗がある。いや、観ないからいいんだけど。
ネタバレ
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面白かった。
地味~にのんびり、ちょっと切ない話。キャラも魅力的だし(モテるのも納得)、展開に意外性がないのが、逆に恋愛話に浸れてよかった。
ゲイとノンケのカップルということで、「どこかで読んだような」典型的な描き方なんだけど、テンプレともちょっと違ってて、ありがちなものを最後まで飽きさせずに丁寧に描くあたりがすごいし、男同士だけど普通の恋愛という感じで共感しやすかった。
タイトルの通り、やさしい話になってて、いいものを読んだな~と思った。
こういう尖ったところのない作品って再読したくなる。
青井秋 KADOKAWA/エンターブレイン 2014/02
新刊。前2冊とは雰囲気が違う表紙だけど、相変わらず爽やか。
ネタバレ
------------------------------------------
現代ものでもファンタジーでも、きれいで静かな世界観。出てくるのは優しい人ばかりだけど(悪意は描かれないけど)、だからといって楽園ではなく、辛さや切なさもある。
全体にしっとりした雰囲気がよくて、ストーリーだけを追いかけようとすると物足りない作風だと思う。けど、ディテールをじっくり読むと、なかなか深いものがあったり。
「パラパラッと読まないで。一場面ずつゆっくり時間をかけて読んでみて」って勧めたくなる。
表題作。
高校生がピュアで可愛くて、ほわーっとする。素直でちょっと不器用で、大事に関係を育ててる感じ。取り立てて大きな展開はないんだけど、出会って仲良くなって告白してっていう一通りの流れはあって、恋愛ものってこれだけで十分だな、とか思った。
海辺の景色もきれいだし、方言もよかった。友達がまたいい子で。
再会もの。
高校の時に関係が終わっているのだから、一度は諦めたんだろうけど、諦めきれなくて…という王道設定がよかった。
気長に待ってくれる先輩の包容力が素敵。いい男だ~。
狐。
美しいファンタジー。少し謎が残るところも味になってた。この長さでガッツリ説明されたら、くどいし。
こういう短い場面だけを印象的に切り取って、雰囲気をしっかり出せるところが、小説にはない漫画や映画のよさだと思う。小説でも同じことはできるけど、「意味不明」で終わってしまう確率のほうが高い気がする。
脚本家の話。
一人の青年に出会うことで、永遠の命よりも儚い人の一生を選び取るというドラマティックな話なのに、穏やかで幸せそうでよかった。同僚さんが渋くてカッコいい。
新刊。前2冊とは雰囲気が違う表紙だけど、相変わらず爽やか。
ネタバレ
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現代ものでもファンタジーでも、きれいで静かな世界観。出てくるのは優しい人ばかりだけど(悪意は描かれないけど)、だからといって楽園ではなく、辛さや切なさもある。
全体にしっとりした雰囲気がよくて、ストーリーだけを追いかけようとすると物足りない作風だと思う。けど、ディテールをじっくり読むと、なかなか深いものがあったり。
「パラパラッと読まないで。一場面ずつゆっくり時間をかけて読んでみて」って勧めたくなる。
表題作。
高校生がピュアで可愛くて、ほわーっとする。素直でちょっと不器用で、大事に関係を育ててる感じ。取り立てて大きな展開はないんだけど、出会って仲良くなって告白してっていう一通りの流れはあって、恋愛ものってこれだけで十分だな、とか思った。
海辺の景色もきれいだし、方言もよかった。友達がまたいい子で。
再会もの。
高校の時に関係が終わっているのだから、一度は諦めたんだろうけど、諦めきれなくて…という王道設定がよかった。
気長に待ってくれる先輩の包容力が素敵。いい男だ~。
狐。
美しいファンタジー。少し謎が残るところも味になってた。この長さでガッツリ説明されたら、くどいし。
こういう短い場面だけを印象的に切り取って、雰囲気をしっかり出せるところが、小説にはない漫画や映画のよさだと思う。小説でも同じことはできるけど、「意味不明」で終わってしまう確率のほうが高い気がする。
脚本家の話。
一人の青年に出会うことで、永遠の命よりも儚い人の一生を選び取るというドラマティックな話なのに、穏やかで幸せそうでよかった。同僚さんが渋くてカッコいい。
徳間書店 2013/09
そういえば、いつもお月見の頃(話をすっかり忘れた頃に)に出るな~。
雰囲気もいいし、ちょっと怖い話も面白いし、なにより若旦那も与三郎もいい男なんで、楽しみにしているシリーズ。
今市子さんのBL作品の中では、これが一番好き。笑いをとりつつ色っぽいし。
早く親密になって…と思いつつ、与三郎の焦らしの手管が結構快感になってきてるような。
まあ、もっと続いてほしいんで、若旦那は細く長く(笑)生殺しされててほしい。
そういえば、いつもお月見の頃(話をすっかり忘れた頃に)に出るな~。
雰囲気もいいし、ちょっと怖い話も面白いし、なにより若旦那も与三郎もいい男なんで、楽しみにしているシリーズ。
今市子さんのBL作品の中では、これが一番好き。笑いをとりつつ色っぽいし。
早く親密になって…と思いつつ、与三郎の焦らしの手管が結構快感になってきてるような。
まあ、もっと続いてほしいんで、若旦那は細く長く(笑)生殺しされててほしい。
市川けい リブレ出版 2013/04
初めて読む漫画家さん。
これ好き~と思って、後でじっくり感想を書こうと思って、数日寝かして別の感想を書いてたら、なにを書こうとしてたか、忘れちゃった。
まあ、よくあることだ…。
もとから漫画の感想書くの不得意だし。
タイトルで、ドリカムの曲を思い出した。20年ぐらい前の曲? 古い…。
作者さんは知らなさそうだ…。
某作品と設定が似てるっていうのは確かに思ったけど、読めばストーリーもテイストも違うから、別に気にならなかった。
筧がジレジレしちゃうところがいい。筧が他の人と仲良くなったら浅野が妬いちゃうとか、好きになっていく流れが自然で入り込みやすい作品だった。心理描写がきっちりしてるし、地味だからこそ、二人の恋愛に焦点が絞られて、恋愛一本で勝負という感じで上手い。
名前も分からない浅野の同居人が妙に気になる。
初めて読む漫画家さん。
これ好き~と思って、後でじっくり感想を書こうと思って、数日寝かして別の感想を書いてたら、なにを書こうとしてたか、忘れちゃった。
まあ、よくあることだ…。
もとから漫画の感想書くの不得意だし。
タイトルで、ドリカムの曲を思い出した。20年ぐらい前の曲? 古い…。
作者さんは知らなさそうだ…。
某作品と設定が似てるっていうのは確かに思ったけど、読めばストーリーもテイストも違うから、別に気にならなかった。
筧がジレジレしちゃうところがいい。筧が他の人と仲良くなったら浅野が妬いちゃうとか、好きになっていく流れが自然で入り込みやすい作品だった。心理描写がきっちりしてるし、地味だからこそ、二人の恋愛に焦点が絞られて、恋愛一本で勝負という感じで上手い。
名前も分からない浅野の同居人が妙に気になる。
CANIS-Dear Mr.Rain-
2013年9月23日 BL漫画
ZAKK 茜新社 2013/06
新人さんらしい。
表紙はそれほどでもないけど、中はアメコミみたいな絵柄で、ものすご~~く濃い!!
読み始めてすぐに思ったのは、作者さんは日本人なの?だった。
キャラも顔が濃すぎて、岩城以外は日本人に見えなかった…。
ストーリーも個性的というか、変わってるというか。話の進め方も独特で、最初は読みづらく感じたけど(なんだこりゃ、と思った)、慣れてくると味わいがあっていいな~と。
沓名が可愛い。
続きが楽しみ。
新人さんらしい。
表紙はそれほどでもないけど、中はアメコミみたいな絵柄で、ものすご~~く濃い!!
読み始めてすぐに思ったのは、作者さんは日本人なの?だった。
キャラも顔が濃すぎて、岩城以外は日本人に見えなかった…。
ストーリーも個性的というか、変わってるというか。話の進め方も独特で、最初は読みづらく感じたけど(なんだこりゃ、と思った)、慣れてくると味わいがあっていいな~と。
沓名が可愛い。
続きが楽しみ。
海王社 2013/05
昔は結構好きだったのに、本屋で手にとっても(同じ漫画だってことに)まったく気付かなかった……。
『エセ床屋漫画』、とにかく懐かしい。
この作品以外は攻キャラ(とカップルの関係性)が趣味に合わないんだけど、何作読んでも、そういう攻キャラばっかり。
うーん…。BL漫画って、キャラが好きかどうかが大きいな~。
というわけで、『誤算のハート』では野球部の漫画が唯一趣味に合った。
昔は結構好きだったのに、本屋で手にとっても(同じ漫画だってことに)まったく気付かなかった……。
『エセ床屋漫画』、とにかく懐かしい。
この作品以外は攻キャラ(とカップルの関係性)が趣味に合わないんだけど、何作読んでも、そういう攻キャラばっかり。
うーん…。BL漫画って、キャラが好きかどうかが大きいな~。
というわけで、『誤算のハート』では野球部の漫画が唯一趣味に合った。
タクミユウ 海王社 2013/07
たぶん初めて読む漫画家さん。
ネタバレ
--------------------------------------------
煙草がテーマの、オムニバスというよりアンソロみたいな雰囲気※の短編集。
面白かった。
とくに『煙草2本分のキス』が好み。遊んでいるように見えて可愛いげのある一色も、穏やかでちょっと惚けた感じの斉藤も男前。1冊の中でこの作品が一番、喫煙シーンが絵になっていたと思うし、ストーリーもよかった。
『我慢できない』のリバカップルもよかったけど、社長があんまり(個人的に)好みじゃなかった。
擬人化作品は擬人化自体にあまり興味がない…。「舞泉」は名前変わっちゃったなあ、ぐらい。表題作の煙草さんは、もっと渋いイメージかも。
※アンソロは複数の作家さんの作品を集めた短編集のことだから、個人の短編集に対してアンソロって言い方はできないんだろうけど。
集まった作品が不揃いすぎてオムニバス(一連の作品)という感じはしないのに、煙草モチーフで統一されてるところが、アンソロっぽい。
感想を書きながら、オムニバスって何だっけ?とすごく考えてしまった。考えると、分かっているようでいて結構分かってないことに気付く。
…変なところに、引っかかってしまった。
たぶん初めて読む漫画家さん。
ネタバレ
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煙草がテーマの、オムニバスというよりアンソロみたいな雰囲気※の短編集。
面白かった。
とくに『煙草2本分のキス』が好み。遊んでいるように見えて可愛いげのある一色も、穏やかでちょっと惚けた感じの斉藤も男前。1冊の中でこの作品が一番、喫煙シーンが絵になっていたと思うし、ストーリーもよかった。
『我慢できない』のリバカップルもよかったけど、社長があんまり(個人的に)好みじゃなかった。
擬人化作品は擬人化自体にあまり興味がない…。「舞泉」は名前変わっちゃったなあ、ぐらい。表題作の煙草さんは、もっと渋いイメージかも。
※アンソロは複数の作家さんの作品を集めた短編集のことだから、個人の短編集に対してアンソロって言い方はできないんだろうけど。
集まった作品が不揃いすぎてオムニバス(一連の作品)という感じはしないのに、煙草モチーフで統一されてるところが、アンソロっぽい。
感想を書きながら、オムニバスって何だっけ?とすごく考えてしまった。考えると、分かっているようでいて結構分かってないことに気付く。
…変なところに、引っかかってしまった。
青井秋 プランタン出版 2013/06
前作がよかったので、楽しみにしていた2冊目。
今回もきれいだった。
stellar:星。
ステラが何か分からなくて、辞書引いちゃった。
ネタバレ
------------------------------------------
丁寧で繊細な画風に合った、優しくて、おとなしいストーリーだった。
ドラマティックじゃないけど、筋は結構しっかりあって面白いし、世界観がきちんと出来上がっているから、雰囲気で読ませてしまう。
星を造る工場(製造過程も美しい。光る貝とか鉱物を試験管に入れて培養?するらしい)という設定もきれいだけど、話自体もすごくきれい。
カナタとアルの関係は恋愛かどうかすら定かじゃないと思うけど、本質的にBLという感じ。雰囲気がしっかり恋愛物になってる。
カナタの恋人だった女性も笑顔が素敵で、なんか癒される。それだけに切ない。
キケとレオシュのほうは、きっちり恋愛してるけど、ほんのりテイスト。こんな静かで穏やかなラブストーリーもいいなあと思った。レオシュは一途で素直で賢くて、いい年下攻(推定)だった。
『真空庭園』の二人も可愛くて、ほっこりした。はるかは可愛いけど、ちょっと子供すぎるなあと思ったら……。
ああ、いい感じですね。
ノンブル横の貝とかも素敵で、画集みたいな漫画。
のんびりした気分で読んだほうが楽しめそう。
前作がよかったので、楽しみにしていた2冊目。
今回もきれいだった。
stellar:星。
ステラが何か分からなくて、辞書引いちゃった。
ネタバレ
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丁寧で繊細な画風に合った、優しくて、おとなしいストーリーだった。
ドラマティックじゃないけど、筋は結構しっかりあって面白いし、世界観がきちんと出来上がっているから、雰囲気で読ませてしまう。
星を造る工場(製造過程も美しい。光る貝とか鉱物を試験管に入れて培養?するらしい)という設定もきれいだけど、話自体もすごくきれい。
カナタとアルの関係は恋愛かどうかすら定かじゃないと思うけど、本質的にBLという感じ。雰囲気がしっかり恋愛物になってる。
カナタの恋人だった女性も笑顔が素敵で、なんか癒される。それだけに切ない。
キケとレオシュのほうは、きっちり恋愛してるけど、ほんのりテイスト。こんな静かで穏やかなラブストーリーもいいなあと思った。レオシュは一途で素直で賢くて、いい年下攻(推定)だった。
『真空庭園』の二人も可愛くて、ほっこりした。はるかは可愛いけど、ちょっと子供すぎるなあと思ったら……。
ああ、いい感じですね。
ノンブル横の貝とかも素敵で、画集みたいな漫画。
のんびりした気分で読んだほうが楽しめそう。
日高ショーコ 幻冬舎 2013/04
いま一番楽しみにしている漫画。
発売時期だと思ってた年末からここまで長かった…。
でも、待ってた甲斐があったなあ。
ネタバレ
-------------------------------------------
相変わらず蓉一が可愛い~~!!
待ちぼうけはかわいそうだけど、可愛かった…。変わろうって頑張ってるところもいいなあ。柳原先生にお礼言ってるところとか。感情を表に出すようになって、表情豊かになってみると、結構、直球なキャラなんだな~と。
この人はもう花が開きかけてる気がする。
今回は藤本も頑張っててよかった。失恋にも同情できたというか。あと、絵に見切りをつけろって言われるのはキツイだろうなあと。でも、自分に向いてて、好きだと思えることがあるんだから、前向きな方向転換でいいと思う。
竹さんは…、こんな惚けたキャラだったっけ?(笑)
藤本を置いて帰ろうとしたときは、そんなあっさり?と笑ってしまった。
頑張っている学生さんたちに比べて、桜井にはもっと頑張ってほしいと思ってしまった…。仕事が忙しいのは仕方ない。でも、もうちょっとフォローできると思う。言葉が足りないというか。
まあ、おじさんが変わるのって、若い人が変わるより難しいけど。
けど、これだけスローペースなのに、ダラダラ感じず、丁寧に感じる作品って貴重だと思う。次で終わっちゃうのは寂しいなあ。
続きがすごく楽しみ。
いま一番楽しみにしている漫画。
発売時期だと思ってた年末からここまで長かった…。
でも、待ってた甲斐があったなあ。
ネタバレ
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相変わらず蓉一が可愛い~~!!
待ちぼうけはかわいそうだけど、可愛かった…。変わろうって頑張ってるところもいいなあ。柳原先生にお礼言ってるところとか。感情を表に出すようになって、表情豊かになってみると、結構、直球なキャラなんだな~と。
この人はもう花が開きかけてる気がする。
今回は藤本も頑張っててよかった。失恋にも同情できたというか。あと、絵に見切りをつけろって言われるのはキツイだろうなあと。でも、自分に向いてて、好きだと思えることがあるんだから、前向きな方向転換でいいと思う。
竹さんは…、こんな惚けたキャラだったっけ?(笑)
藤本を置いて帰ろうとしたときは、そんなあっさり?と笑ってしまった。
頑張っている学生さんたちに比べて、桜井にはもっと頑張ってほしいと思ってしまった…。仕事が忙しいのは仕方ない。でも、もうちょっとフォローできると思う。言葉が足りないというか。
まあ、おじさんが変わるのって、若い人が変わるより難しいけど。
けど、これだけスローペースなのに、ダラダラ感じず、丁寧に感じる作品って貴重だと思う。次で終わっちゃうのは寂しいなあ。
続きがすごく楽しみ。
今宵おまえと 最終章
2013年4月6日 BL漫画
木下けい子 大洋図書 2013/04
待った待った。お待ちしてました。
ネタバレ
-----------------------------------------
面白かった~!
とにかく陸郎の一途さにキュンとくる。しかも男としても格好いいし。嫉妬もするけど、基本は我慢の人だよな…。
で、ものすごくヘタレなとこも可愛い。二人の「かっこ悪いトコ晒したくない」「…安心しろ。もうこれ以上ないくらい晒してる」というやり取りに笑った。
ヤスはちょっと口が悪いところもあるけど、情に厚くていい。ヤスにとっても陸郎は一番の親友なわけで、自覚はなかったけど、特別だったんだろうな~と。ただ、急に「じゃあ今日から恋愛を」と言われても、すぐに気持ちとか態度とか切り替えられないだろうし。そこらへんのグルグルする感じがじっくり描かれていてよかった。
加藤はヤスに対してキツイこと言うのが気になるけど、結局は甘やかしちゃうという良い当て馬だった。
片瀬さんもカッコいい女性という感じなのに、子供さんとセットで結構可愛い。彼女の「押したほうがいい。引いたら絶対負ける」というアドバイスの通り、陸郎に足りないのは押しだったんじゃないかなー。
十年愛×晴天の霹靂だからすんなり両思いとはいかず、ジレジレさせられるのがいい。派手な展開がない分、丁寧に恋心が描かれているし、いいものを読んだ。満足だ。
…けど、陸郎くん、ぬいぐるみ相手にヘンタイ行為は慎んでください(笑)
待った待った。お待ちしてました。
ネタバレ
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面白かった~!
とにかく陸郎の一途さにキュンとくる。しかも男としても格好いいし。嫉妬もするけど、基本は我慢の人だよな…。
で、ものすごくヘタレなとこも可愛い。二人の「かっこ悪いトコ晒したくない」「…安心しろ。もうこれ以上ないくらい晒してる」というやり取りに笑った。
ヤスはちょっと口が悪いところもあるけど、情に厚くていい。ヤスにとっても陸郎は一番の親友なわけで、自覚はなかったけど、特別だったんだろうな~と。ただ、急に「じゃあ今日から恋愛を」と言われても、すぐに気持ちとか態度とか切り替えられないだろうし。そこらへんのグルグルする感じがじっくり描かれていてよかった。
加藤はヤスに対してキツイこと言うのが気になるけど、結局は甘やかしちゃうという良い当て馬だった。
片瀬さんもカッコいい女性という感じなのに、子供さんとセットで結構可愛い。彼女の「押したほうがいい。引いたら絶対負ける」というアドバイスの通り、陸郎に足りないのは押しだったんじゃないかなー。
十年愛×晴天の霹靂だからすんなり両思いとはいかず、ジレジレさせられるのがいい。派手な展開がない分、丁寧に恋心が描かれているし、いいものを読んだ。満足だ。
…けど、陸郎くん、ぬいぐるみ相手にヘンタイ行為は慎んでください(笑)
好いたレベルはどれくらい
2013年2月11日 BL漫画
館野とお子 東京漫画社 2013/01
こっちはリーマン×高校生の歳の差で、しかも女装高校生。
私の趣味に合わないにも程がある、という設定なのに、館野作品自体が趣味に合いすぎるらしく、すご~く楽しめた。
やっぱりBLって趣味に合うかどうかが重要なんだな~と改めて。
こっちはリーマン×高校生の歳の差で、しかも女装高校生。
私の趣味に合わないにも程がある、という設定なのに、館野作品自体が趣味に合いすぎるらしく、すご~く楽しめた。
やっぱりBLって趣味に合うかどうかが重要なんだな~と改めて。
いとしい、ということ
2013年2月11日 BL漫画
高崎ぼすこ 竹書房 2013/1
新人さん。
微妙に私の趣味に合わないけど、きれいな絵柄だし、試し読みで数ページ読んで、たぶん大丈夫だと思った。
…裏表紙のあらすじに私のNGワード「クールビューティー」があることを指摘してもらってたんだけど、リーマン年下攻だし、初コミックスだし!と思い切って買ってみた。
ネタバレ
---------------------------------------------
NGワードは正しかった……。
合わない…、とにかく趣味に合わなくて読むのが辛かった。
とくに最初のほうは、結構泣きが入った……。久しぶりに漫画で、これ最後まで読める?と心配になった。
表題作はなんだか百合カップルのような雰囲気でウダウダしていたのに、なぜ初エッチで緊縛なのか…。その後も人前だったり、言葉責めだったり、妙にヘンタイっぽいのはレーベル的な問題ですか?
モノローグが多い割りに説明不足というか、展開がいつも唐突なのも気になった。
3作入ってるんだけど、…攻が受っぽい顔してるせいか、3作とも百合っぽく見えた。
あー……。
きれいで丁寧な絵柄だし、趣味に合えば楽しみな新人さんだろうと思う。たぶん。
新人さん。
微妙に私の趣味に合わないけど、きれいな絵柄だし、試し読みで数ページ読んで、たぶん大丈夫だと思った。
…裏表紙のあらすじに私のNGワード「クールビューティー」があることを指摘してもらってたんだけど、リーマン年下攻だし、初コミックスだし!と思い切って買ってみた。
ネタバレ
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NGワードは正しかった……。
合わない…、とにかく趣味に合わなくて読むのが辛かった。
とくに最初のほうは、結構泣きが入った……。久しぶりに漫画で、これ最後まで読める?と心配になった。
表題作はなんだか百合カップルのような雰囲気でウダウダしていたのに、なぜ初エッチで緊縛なのか…。その後も人前だったり、言葉責めだったり、妙にヘンタイっぽいのはレーベル的な問題ですか?
モノローグが多い割りに説明不足というか、展開がいつも唐突なのも気になった。
3作入ってるんだけど、…攻が受っぽい顔してるせいか、3作とも百合っぽく見えた。
あー……。
きれいで丁寧な絵柄だし、趣味に合えば楽しみな新人さんだろうと思う。たぶん。