また画像が出なくて、ちょっとイラッとするなあ。
『アイツの大本命』 ★★★
田中鈴木 リブレ出版 2008/7
これも「不細工特集」の中の作品らしい。最近、不細工特集の作品をよく読むが、面白いものばかりだし、もしかしてメチャクチャ好みなアンソロだったのかも…。アンソロなんて2作面白ければ当たり、3作なら大当たりだと思ってるし。不細工キャラのほうがパワフルに迫ってくる漫画とかもあったのだろうか。うわ、想像したらすげー読みたくなった。面白そう。
不細工といいつつ、この主人公はずっと見ていると可愛く思えてくる…いやいや、とっても可愛らしい顔をしている。愛嬌があるというか。性格はもっと可愛い。カッコいい(推定)攻くんも面白くて結構好きだが、やっぱり吉田がいい。かわいいわ〜、と思っているうちに読み終わってしまった。かわいかったなあ。
流され系の受は苦手なのだが、振り回され系は結構好きみたいだ。どこらへんに境界線があるのか、よくわかんないけど。
あと吉田の友達と怖い女子たちも楽しかった。
『アイツの大本命』 ★★★
田中鈴木 リブレ出版 2008/7
これも「不細工特集」の中の作品らしい。最近、不細工特集の作品をよく読むが、面白いものばかりだし、もしかしてメチャクチャ好みなアンソロだったのかも…。アンソロなんて2作面白ければ当たり、3作なら大当たりだと思ってるし。不細工キャラのほうがパワフルに迫ってくる漫画とかもあったのだろうか。うわ、想像したらすげー読みたくなった。面白そう。
不細工といいつつ、この主人公は
流され系の受は苦手なのだが、振り回され系は結構好きみたいだ。どこらへんに境界線があるのか、よくわかんないけど。
あと吉田の友達と怖い女子たちも楽しかった。
『青春プレイバック』 ★★★
嶋二 ソフトライン 東京漫画社 2008/7
これいいなー。絵柄はシンプルで見やすいし、やさしいお話が多いから読みやすい。素直になれないキャラも可愛い。
表題作がとくに面白かった。受が好み。とくに社会人になってからが色っぽくていいなあと。
あとは東京タワーのやつ。もたもたしてて可愛い。
もうちょっとエッチシーンがあってもいいような気はするが、まあこの作風であんまりガッツリやられても違和感ありそうだし、これでいいのかな。
口絵は話を全部読んでから戻って見ると、ああ!という感じで。
『隣りの』 ★☆
腰乃 ソフトライン 東京漫画社 2008/7
えーっと、コマ割が小さくて画面が見づらい。しかももう少しコマ運びを工夫して欲しい。文字の入れ方もバランスが悪いし、こんな読みづらい漫画は久し振りだ……。あと、たまには絵で見せるコマも作ってほしい。ずーっと人物の顔が崩れているので、カッコいいとか可愛いとか思えないし。
ストーリーもオタオタしているうちに体の関係が始まるみたいなパターンが多くてなんだかなあと。感情移入できないし、恋愛ものを読む楽しさがない…。キャラが趣味じゃないせいもあると思うけど。
そして一番趣味に合わなかったのがエッチシーン。最初はギャグかと思った……。エロいっていうより、単に濃いだけというか。引いた…。露出が多いだけじゃ、色気感じないんだよなあ…。
うーん。別に悪い作品だとも思わなかったんだけど、私は全体に受け付けなかった。こういうのが趣味に合う人なら、結構面白いんじゃないかと思う。
嶋二 ソフトライン 東京漫画社 2008/7
これいいなー。絵柄はシンプルで見やすいし、やさしいお話が多いから読みやすい。素直になれないキャラも可愛い。
表題作がとくに面白かった。受が好み。とくに社会人になってからが色っぽくていいなあと。
あとは東京タワーのやつ。もたもたしてて可愛い。
もうちょっとエッチシーンがあってもいいような気はするが、まあこの作風であんまりガッツリやられても違和感ありそうだし、これでいいのかな。
口絵は話を全部読んでから戻って見ると、ああ!という感じで。
『隣りの』 ★☆
腰乃 ソフトライン 東京漫画社 2008/7
えーっと、コマ割が小さくて画面が見づらい。しかももう少しコマ運びを工夫して欲しい。文字の入れ方もバランスが悪いし、こんな読みづらい漫画は久し振りだ……。あと、たまには絵で見せるコマも作ってほしい。ずーっと人物の顔が崩れているので、カッコいいとか可愛いとか思えないし。
ストーリーもオタオタしているうちに体の関係が始まるみたいなパターンが多くてなんだかなあと。感情移入できないし、恋愛ものを読む楽しさがない…。キャラが趣味じゃないせいもあると思うけど。
そして一番趣味に合わなかったのがエッチシーン。最初はギャグかと思った……。エロいっていうより、単に濃いだけというか。引いた…。露出が多いだけじゃ、色気感じないんだよなあ…。
うーん。別に悪い作品だとも思わなかったんだけど、私は全体に受け付けなかった。こういうのが趣味に合う人なら、結構面白いんじゃないかと思う。
由利先生は今日も上機嫌
2008年8月9日 BL漫画
『由利先生は今日も上機嫌』 ★★☆
木下けい子 大洋図書 2008/5
時代設定が好きそうなので買ってみた。
素直な受は可愛かったが、いつもながら絵柄も話もぼんやりした印象というか…。「なんで玄関に地球儀が?」とか言われても、え、地球儀はどこにあるの?と探してしまうような薄い絵柄で、もうちょっとくっきりしてるほうが私は好み。
ほのぼのしているのは好きだけど、正直物足りなくて、面白いというところまでいかなかった。
あと「男嫁」って言葉が何度も出てくるのが、どうにも。個人的な趣味の問題できつかった。
『番人』 ★★★
国枝彩香 リブレ出版 2007/10
面白かったが、好みかと聞かれるとまったく趣味に合わない。
うーん、暗いのはいいんだけど、後味が悪いのがなあ。たぶん、この読後のもやもやっとしたものまで合わせて好きという読者も多いと思うけど。あと、特定のキャラに感情移入するより、もうちょっと外側からストーリーを追っていくような感じが、恋愛ものとしてはちょっと珍しいなあと。
表題作の主人公が顔も性格も好みで、なんでこんな攻がいいのよ、もったいない…とちょっと悔しかった(笑)
この作者さんのギャグ、私は別に笑えないので笑いのツボが違うんだろうなあと。シリアスのほうもあんまり感覚が合わないので、絵柄が綺麗で話がしっかりしているのに、いつもしっくりこない。
木下けい子 大洋図書 2008/5
時代設定が好きそうなので買ってみた。
素直な受は可愛かったが、いつもながら絵柄も話もぼんやりした印象というか…。「なんで玄関に地球儀が?」とか言われても、え、地球儀はどこにあるの?と探してしまうような薄い絵柄で、もうちょっとくっきりしてるほうが私は好み。
ほのぼのしているのは好きだけど、正直物足りなくて、面白いというところまでいかなかった。
あと「男嫁」って言葉が何度も出てくるのが、どうにも。個人的な趣味の問題できつかった。
『番人』 ★★★
国枝彩香 リブレ出版 2007/10
面白かったが、好みかと聞かれるとまったく趣味に合わない。
うーん、暗いのはいいんだけど、後味が悪いのがなあ。たぶん、この読後のもやもやっとしたものまで合わせて好きという読者も多いと思うけど。あと、特定のキャラに感情移入するより、もうちょっと外側からストーリーを追っていくような感じが、恋愛ものとしてはちょっと珍しいなあと。
表題作の主人公が顔も性格も好みで、なんでこんな攻がいいのよ、もったいない…とちょっと悔しかった(笑)
この作者さんのギャグ、私は別に笑えないので笑いのツボが違うんだろうなあと。シリアスのほうもあんまり感覚が合わないので、絵柄が綺麗で話がしっかりしているのに、いつもしっくりこない。
『隣人はドアを叩く』★★★
久我有加 麻生海 新書館 2008/6
ほのぼの系でそれぞれ魅力的なカップルだったし、きれいにまとまっていて面白かった。優しい感じが好き。主人公の上司もカッコいいし。
麻生さんの絵、タッチは変っていないのに、さらに上手になった気がする。強烈なインパクトがないかわりに、安心して読める作風で、癒し系だなあと。
『太陽は罪な奴』★★
中村かなこ リブレ出版 2008/1
絵柄も話も古臭い印象。漫画として上手いのかもしれないけど、感覚的に入り込めなくてダメだった。ポエム調と突然のテンションの上がり方についていけない…。台詞が臭くても話が叙情的でも、イメージ漫画にしてほわほわっとさせてくれれば、それなりに読めるんだけど。直球過ぎてなあ…。とにかく趣味と感性に合わない。
たぶん、表紙とタイトルを見て、「これはよさそう」と思った人にとっては面白い作品。収録作のタイトルも『ブラック・スター』、『敏子』などと並ぶし、中身とタイトルが合ってるから期待は裏切られないんじゃないかと。
「これはちょっと…」と思った私には、最後までキツかった。
久我有加 麻生海 新書館 2008/6
ほのぼの系でそれぞれ魅力的なカップルだったし、きれいにまとまっていて面白かった。優しい感じが好き。主人公の上司もカッコいいし。
麻生さんの絵、タッチは変っていないのに、さらに上手になった気がする。強烈なインパクトがないかわりに、安心して読める作風で、癒し系だなあと。
『太陽は罪な奴』★★
中村かなこ リブレ出版 2008/1
絵柄も話も古臭い印象。漫画として上手いのかもしれないけど、感覚的に入り込めなくてダメだった。ポエム調と突然のテンションの上がり方についていけない…。台詞が臭くても話が叙情的でも、イメージ漫画にしてほわほわっとさせてくれれば、それなりに読めるんだけど。直球過ぎてなあ…。とにかく趣味と感性に合わない。
たぶん、表紙とタイトルを見て、「これはよさそう」と思った人にとっては面白い作品。収録作のタイトルも『ブラック・スター』、『敏子』などと並ぶし、中身とタイトルが合ってるから期待は裏切られないんじゃないかと。
「これはちょっと…」と思った私には、最後までキツかった。
『イロメ』 ★★★★
草間さかえ 新書館 2008/07
ネタバレ含む
------------------------------------------------
や〜、今回はとっつきやすい話が多くて読みやすかった。
幼馴染のやつが可愛くてよかったなあと。カエルもかわいい。いいですねー、高校生。
というわけで、遭難くんの話も面白かった。妹が可愛い。
表題作と最後のやつは先生受なのがよかった。2作とももうちょっと攻にカッコよさがあれば好みだったんだけど。可愛いかもしれないけど、私の趣味からいうと物足りない。
そういえば、これ1冊丸ごと高校生攻か。次は大人の年下攻を読みたいなあ。
それにしても草間先生はわりと描写はソフトなのに(?)、コメントが濃い。
『シグナルレッドベイビー』 ★★★
北上れん リブレ出版 2008/4
なんとなくタイトルが合っていないような。
ネタバレも。
------------------------------------------------
綺麗な絵柄なんだけど、ちょっとだけ顔の長さというか、輪郭が気になる。頬の肉がそげてるように見えるというか。
まあそんなことは些細なことなんだけど。
些細ついでに書くと(…イヤなついでだ)人物の関係が分かりづらい。別に分からなくても一向に差支えがないのだが、一応説明されると考えてみてしまうので、本編でもちょこっと家系図を入れてほしかったなー。
幼馴染もの。
和美のカッコよさと包容力が攻様って感じでステキ。でも父親に向かってあの発言。うーん。好みの問題かもしれないけど、あそこは常識的に(?)幼馴染として許容される範囲での発言にしておいたほうがカッコよかったなあ。暗黙の了解ぐらいにしておいたほうが好きだなー。
周囲かまわずイチャつくっていうのもBL界ではいたって普通のことみたいだが、私はどうもついていけない…。男女カップルでも同性カップルでも、人前ではほどほどに……。
年の差カップル。
あれ、この脇役のお兄さんが主役?と最初から違和感。まあでも、急にカッコよくなってしまったので、まあいいかと。で、このお兄さんはどうせ攻だろうと(それはもう激しく)思い込んでいたので、え、このオッサンが受ですか? オヤジ受は好きだけど、これはさすがにびっくりだなーと。宗近が受だと自己申告したときにはかなり驚いた。君のほうが抱かれるのか!!そりゃびっくりだ!って。自分の勘違いにびっくりだ。
こっちの話も好みだった。話というより受が好みだったので楽しく読んだ。
けど、笙吾パパと叔父さんの過去のあれこれを期待していたので、あまり踏み込んでくれなくてがっかりした。息子のことだけじゃなく、それ以外の部分でもっと二人の間にあったはずの感情を読みたかった。で、まあ過去にはいろいろあったけど、ようやく過去の話として吹っ切れました、みたいな。そういうのが読みたかったなー。
それにパパはもっとクール系でカッコいいと思っていたのに、ここまでデレられるとなあ…。カップリングに参戦してくれなくてよかったと思ってしまった。あくまで私の趣味的に。
…でも、パパが参戦するなら、養父×息子で読みたいなあとか、思ってしまった。年上攻の年の差は苦手なのに。うーん?
草間さかえ 新書館 2008/07
ネタバレ含む
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や〜、今回はとっつきやすい話が多くて読みやすかった。
幼馴染のやつが可愛くてよかったなあと。カエルもかわいい。いいですねー、高校生。
というわけで、遭難くんの話も面白かった。妹が可愛い。
表題作と最後のやつは先生受なのがよかった。2作とももうちょっと攻にカッコよさがあれば好みだったんだけど。可愛いかもしれないけど、私の趣味からいうと物足りない。
そういえば、これ1冊丸ごと高校生攻か。次は大人の年下攻を読みたいなあ。
それにしても草間先生はわりと描写はソフトなのに(?)、コメントが濃い。
『シグナルレッドベイビー』 ★★★
北上れん リブレ出版 2008/4
なんとなくタイトルが合っていないような。
ネタバレも。
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綺麗な絵柄なんだけど、ちょっとだけ顔の長さというか、輪郭が気になる。頬の肉がそげてるように見えるというか。
まあそんなことは些細なことなんだけど。
些細ついでに書くと(…イヤなついでだ)人物の関係が分かりづらい。別に分からなくても一向に差支えがないのだが、一応説明されると考えてみてしまうので、本編でもちょこっと家系図を入れてほしかったなー。
幼馴染もの。
和美のカッコよさと包容力が攻様って感じでステキ。でも父親に向かってあの発言。うーん。好みの問題かもしれないけど、あそこは常識的に(?)幼馴染として許容される範囲での発言にしておいたほうがカッコよかったなあ。暗黙の了解ぐらいにしておいたほうが好きだなー。
周囲かまわずイチャつくっていうのもBL界ではいたって普通のことみたいだが、私はどうもついていけない…。男女カップルでも同性カップルでも、人前ではほどほどに……。
年の差カップル。
あれ、この脇役のお兄さんが主役?と最初から違和感。まあでも、急にカッコよくなってしまったので、まあいいかと。で、このお兄さんはどうせ攻だろうと(それはもう激しく)思い込んでいたので、え、このオッサンが受ですか? オヤジ受は好きだけど、これはさすがにびっくりだなーと。宗近が受だと自己申告したときにはかなり驚いた。君のほうが抱かれるのか!!そりゃびっくりだ!って。自分の勘違いにびっくりだ。
こっちの話も好みだった。話というより受が好みだったので楽しく読んだ。
けど、笙吾パパと叔父さんの過去のあれこれを期待していたので、あまり踏み込んでくれなくてがっかりした。息子のことだけじゃなく、それ以外の部分でもっと二人の間にあったはずの感情を読みたかった。で、まあ過去にはいろいろあったけど、ようやく過去の話として吹っ切れました、みたいな。そういうのが読みたかったなー。
それにパパはもっとクール系でカッコいいと思っていたのに、ここまでデレられるとなあ…。カップリングに参戦してくれなくてよかったと思ってしまった。あくまで私の趣味的に。
…でも、パパが参戦するなら、養父×息子で読みたいなあとか、思ってしまった。年上攻の年の差は苦手なのに。うーん?
高永ひなこ リブレ出版 2006/8
表紙を見て受が可愛い系なので、ちょっと無理…と思った。
ケーキを食べると、しょっぱいもので口直ししたくなるワタクシ。きっと読後にオヤジ受とか読みたくなるんだろうなあと思っていたが、読んだら案外面白かった。すごくいいとは思わないが、軽くて読みやすい。可愛い系でも大丈夫だった。
…どうでもいいが、私の趣味に当てはめてみると、この攻が受だとちょうどいいぐらい。つくづく学園ものには向かない趣味だ。
本日11冊目の漫画……。ふー。なんか達成感(?)
表紙を見て受が可愛い系なので、ちょっと無理…と思った。
ケーキを食べると、しょっぱいもので口直ししたくなるワタクシ。きっと読後にオヤジ受とか読みたくなるんだろうなあと思っていたが、読んだら案外面白かった。すごくいいとは思わないが、軽くて読みやすい。可愛い系でも大丈夫だった。
…どうでもいいが、私の趣味に当てはめてみると、この攻が受だとちょうどいいぐらい。つくづく学園ものには向かない趣味だ。
本日11冊目の漫画……。ふー。なんか達成感(?)
依田沙江美 芳文社 2008/3
うーん、漫画として面白かったんだけど、BLとしては趣味に合わなかった。
先生はかっこいんだけど、受くんが…。こんなに幼い高校生って……。や、高校生は幼いものだと思うけど、幼いなりにもうちょっと大人の部分があると思うんだけどなあ。
とりあえず卒業まで待ったほうがよさそうな気がした。で、受くんは卒業までに「経験として」先輩の女の子と付き合ってみたらどうだろう……。
うーん、漫画として面白かったんだけど、BLとしては趣味に合わなかった。
先生はかっこいんだけど、受くんが…。こんなに幼い高校生って……。や、高校生は幼いものだと思うけど、幼いなりにもうちょっと大人の部分があると思うんだけどなあ。
とりあえず卒業まで待ったほうがよさそうな気がした。で、受くんは卒業までに「経験として」先輩の女の子と付き合ってみたらどうだろう……。
立野真琴 新書館 2006/11
最後まで引っ張っていたので、どんな事情があったのかと楽しみにしていたら、そんな理由ですか…。過去のこと以外にもうちょっと何か話のメインを作って目を逸らしてくれてれば、私の趣味としてはそんな理由が好きなんだが。期待が大きかったので、つまらない理由に思えてしまった。ちょっと残念。
最後まで引っ張っていたので、どんな事情があったのかと楽しみにしていたら、そんな理由ですか…。過去のこと以外にもうちょっと何か話のメインを作って目を逸らしてくれてれば、私の趣味としてはそんな理由が好きなんだが。期待が大きかったので、つまらない理由に思えてしまった。ちょっと残念。
中村明日美子 茜新社 2008/2
絵が苦手系だった。なんか痛くて不条理な話とか、重くてすっきりしない話をを描きそうな絵柄だなあと……。
でも英田さんのファンタジーの挿絵で絵柄に苦手意識がなくなったし、評判がいいのは知っていたので、一度読んでみたいと思っていた。
あれ、むしろ爽やか系? 疲れるほどセンシティブじゃないけど、きっちり丁寧に心情を追っていていい。感性や流れだけで読ませようとしないストーリーも面白かった。
ハラセンがいい味出してるなー。
絵が苦手系だった。なんか痛くて不条理な話とか、重くてすっきりしない話をを描きそうな絵柄だなあと……。
でも英田さんのファンタジーの挿絵で絵柄に苦手意識がなくなったし、評判がいいのは知っていたので、一度読んでみたいと思っていた。
あれ、むしろ爽やか系? 疲れるほどセンシティブじゃないけど、きっちり丁寧に心情を追っていていい。感性や流れだけで読ませようとしないストーリーも面白かった。
ハラセンがいい味出してるなー。
B級グルメ倶楽部(3)
2008年6月22日 BL漫画
フロンティアワークス 2008/6
ミニドラマCD付きの初回限定版もあるらしいが、私が買ったのは通常版のほう。
や〜、今回もパワフルで面白かった。
ネタバレ
--------------------------------------------
本当にこんな先輩でいいの、吉野?という感じで、今回はちょっと吉野がかわいそうだったが、見ていて和むカップルだなあと。
それにしても、男同士の見合いという展開は、「そうきたか」と普通に流してしまいそうになったが、女同士の見合いのほうは、「うわ、ありえない」と爆笑してしまった。BLを読みすぎて、感覚がちょっと…?
それにしても吉野はかわいい……。
ミニドラマCD付きの初回限定版もあるらしいが、私が買ったのは通常版のほう。
や〜、今回もパワフルで面白かった。
ネタバレ
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本当にこんな先輩でいいの、吉野?という感じで、今回はちょっと吉野がかわいそうだったが、見ていて和むカップルだなあと。
それにしても、男同士の見合いという展開は、「そうきたか」と普通に流してしまいそうになったが、女同士の見合いのほうは、「うわ、ありえない」と爆笑してしまった。BLを読みすぎて、感覚がちょっと…?
それにしても吉野はかわいい……。
日高ショーコ リブレ出版 2008/6
今日届いた〜。頭痛いけど無理して読んじゃった…。しかも寝不足で気持ち悪い……。
ネタバレ
-------------------------------------------------------
いや〜、やっぱり日高さんの絵は好きだなあ。画面すっきりで、くっきりで。クリアでスタイリッシュなところがいいな。
お話は。
いやいやいや。キャラがまったく趣味にかすりもしなかったが、面白かった。それぞれきれいにまとまってるし、テンポがよくて、心情も伝わってきて。趣味に合わなくても満足できましたよ。
キャラの何がダメかって攻が全滅で。私の好みは包容攻だから、ツンデレな攻はちょっと。それに黒い医者はちょっとっていうか、普通でも歯医者さんは怖いのに……! 黒くてもいいが、痛いのはとにかくカンベン。
「初恋のひと」は攻が昔のままの姿なら好きだったかも。受の趣味にものすごく共感してしまった。いや、不細工好きなわけではなく(笑) 単に長髪の男が苦手ってだけで。口下手なほうが可愛いし〜。
というわけで、(私は偏った趣味なので参考にしないでもらって)試しに読んでみるのをお奨めできる作品だった。
今日届いた〜。頭痛いけど無理して読んじゃった…。しかも寝不足で気持ち悪い……。
ネタバレ
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いや〜、やっぱり日高さんの絵は好きだなあ。画面すっきりで、くっきりで。クリアでスタイリッシュなところがいいな。
お話は。
いやいやいや。キャラがまったく趣味にかすりもしなかったが、面白かった。それぞれきれいにまとまってるし、テンポがよくて、心情も伝わってきて。趣味に合わなくても満足できましたよ。
キャラの何がダメかって攻が全滅で。私の好みは包容攻だから、ツンデレな攻はちょっと。それに黒い医者はちょっとっていうか、普通でも歯医者さんは怖いのに……! 黒くてもいいが、痛いのはとにかくカンベン。
「初恋のひと」は攻が昔のままの姿なら好きだったかも。受の趣味にものすごく共感してしまった。いや、不細工好きなわけではなく(笑) 単に長髪の男が苦手ってだけで。口下手なほうが可愛いし〜。
というわけで、(私は偏った趣味なので参考にしないでもらって)試しに読んでみるのをお奨めできる作品だった。
びっけ エンターブレイン 2007/1
1年前の3月に買ったのだがずっと積読にしていた作品。ネットで話題になっていたし、たまには自分の趣味と違うものも読んでみるかー、と気軽に買ってみたのだが、趣味が偏狭な私は結局ページが開けなくて、なんで買っちゃったんだろうと後悔したりもした。で、読まなくちゃ読まなくちゃと思いながら今日までうだうだと…。
唯一最大のネックは少年の話だということ。私の守備範囲は高校生ぐらいからなので、表紙を見ただけで重苦しい気分になっていた……。
ネタバレ感想。
------------------------------------------------
確かに少年もの。でも、さっぱりしてるから苦手意識を持つほどきついものではなく、読み始めたら面白かった。BLといっていいのか微妙な作品だったけど、この絵柄にはこれぐらいのソフト描写がちょうどいいかも。生々しさがない分、さわやかで可愛らしいし。
ただ大前提の設定はなんだかよく分からなかった。国民すべてが供給者と補給者に分かれていて、子供の頃にパートナーを決められ、日々「力」の受け渡しをしないといけない「体質」だという。そのために子供は小さな頃から親元を離れて暮らしているらしい。
うーん。別に何も考えなければいいのかもしれないが、なんでこの国の人たちはそんな変な体質なのか、まったく説明がない。パートナーを決めるのは医者で、コンピューターを使って相性?を判断するらしいが、昔はどうしていたのか。あまり歴史や伝統を感じないので(当然もっとあるはずのルールや行事みたいなものが描かれていないので)、…現代病みたいなものなのだろうか。と、いろいろ気になってしまう。
「依存症」という言葉も使われていたが、パートナー同士(セット)は社会的にも夫婦同然みたいだ。朝晩キスしないと生きていけないんだから、公認に決まってるし。でも必ずしも恋愛関係というわけではないらしいというところが、難しいというか、話としては面白い。
下巻のアレクシの父親の過去の話が面白かった。パートナーのジルの心境をもうちょっと読みたかったな。浮気とはいえないんだろうけど、パートナーから恋愛関係に移行するのが普通のことらしいのに、ガールフレンドができてもわりと冷静だったなあと。…やっぱりどうあってもBLらしさを求めてしまうらしい。ほのぼのしてて面白かったけど、恋愛ものだったらよかったのにと思ってしまった。
1年前の3月に買ったのだがずっと積読にしていた作品。ネットで話題になっていたし、たまには自分の趣味と違うものも読んでみるかー、と気軽に買ってみたのだが、趣味が偏狭な私は結局ページが開けなくて、なんで買っちゃったんだろうと後悔したりもした。で、読まなくちゃ読まなくちゃと思いながら今日までうだうだと…。
唯一最大のネックは少年の話だということ。私の守備範囲は高校生ぐらいからなので、表紙を見ただけで重苦しい気分になっていた……。
ネタバレ感想。
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確かに少年もの。でも、さっぱりしてるから苦手意識を持つほどきついものではなく、読み始めたら面白かった。BLといっていいのか微妙な作品だったけど、この絵柄にはこれぐらいのソフト描写がちょうどいいかも。生々しさがない分、さわやかで可愛らしいし。
ただ大前提の設定はなんだかよく分からなかった。国民すべてが供給者と補給者に分かれていて、子供の頃にパートナーを決められ、日々「力」の受け渡しをしないといけない「体質」だという。そのために子供は小さな頃から親元を離れて暮らしているらしい。
うーん。別に何も考えなければいいのかもしれないが、なんでこの国の人たちはそんな変な体質なのか、まったく説明がない。パートナーを決めるのは医者で、コンピューターを使って相性?を判断するらしいが、昔はどうしていたのか。あまり歴史や伝統を感じないので(当然もっとあるはずのルールや行事みたいなものが描かれていないので)、…現代病みたいなものなのだろうか。と、いろいろ気になってしまう。
「依存症」という言葉も使われていたが、パートナー同士(セット)は社会的にも夫婦同然みたいだ。朝晩キスしないと生きていけないんだから、公認に決まってるし。でも必ずしも恋愛関係というわけではないらしいというところが、難しいというか、話としては面白い。
下巻のアレクシの父親の過去の話が面白かった。パートナーのジルの心境をもうちょっと読みたかったな。浮気とはいえないんだろうけど、パートナーから恋愛関係に移行するのが普通のことらしいのに、ガールフレンドができてもわりと冷静だったなあと。…やっぱりどうあってもBLらしさを求めてしまうらしい。ほのぼのしてて面白かったけど、恋愛ものだったらよかったのにと思ってしまった。
わりとよくある男子校的恋愛事情
2008年5月7日 BL漫画
面白かった。
マジメにこの設定(9割がホモの学校)だったら相当厳しいが、ツッコミつきのコメディとしての設定なので、全然大丈夫。結果的にはいつも苦手だと書いているホモだらけな作品なのだが、まあこのノリなら、そんなことは気にしなくていいかなあと。
…にしても、弟がこんな彼氏連れてきたら私も反対する。いくらカッコよくても、うさんくさいし(笑)
このシリーズ、新しいものから逆行して読んでしまったので、これを読んだら続きが読みたくなってしまった。
で、やっぱり私は学生よりリーマンが好きなようで。七瀬兄が好きだなー。詰めが甘いところがとくに…。というわけで夜中なのに、ついつい『落下〜』を読み返してしまった。眠い…。
マジメにこの設定(9割がホモの学校)だったら相当厳しいが、ツッコミつきのコメディとしての設定なので、全然大丈夫。結果的にはいつも苦手だと書いているホモだらけな作品なのだが、まあこのノリなら、そんなことは気にしなくていいかなあと。
…にしても、弟がこんな彼氏連れてきたら私も反対する。いくらカッコよくても、うさんくさいし(笑)
このシリーズ、新しいものから逆行して読んでしまったので、これを読んだら続きが読みたくなってしまった。
で、やっぱり私は学生よりリーマンが好きなようで。七瀬兄が好きだなー。詰めが甘いところがとくに…。というわけで夜中なのに、ついつい『落下〜』を読み返してしまった。眠い…。
石原理 メディエイション 2007/11
10年ぶりぐらいに再読。面白かった。
懐かしいなあという感じで読み始めたのだが、各場面をわりと細かく覚えていたことに我ながらびっくり。それだけ印象的な場面が多いということかな。短く感じた。
最初に読んだときは痛々しさと息苦しさで読みづらかったし、あまり読み返したい作品ではなかったけど、再読だからか年を取ったせいか、思ってたより読みやすくなっていた。読みやすくなったのがいいことかどうかは微妙だが、面白かったのは確か。
相変わらず、はまることはなかったけど、はまる人が多いのも分かるなあと。
10年ぶりぐらいに再読。面白かった。
懐かしいなあという感じで読み始めたのだが、各場面をわりと細かく覚えていたことに我ながらびっくり。それだけ印象的な場面が多いということかな。短く感じた。
最初に読んだときは痛々しさと息苦しさで読みづらかったし、あまり読み返したい作品ではなかったけど、再読だからか年を取ったせいか、思ってたより読みやすくなっていた。読みやすくなったのがいいことかどうかは微妙だが、面白かったのは確か。
相変わらず、はまることはなかったけど、はまる人が多いのも分かるなあと。
love holic〜恋愛中毒〜
2008年4月29日 BL漫画川唯東子 ビブロス 2001/10
そんなわけで画像は出せなかった。
密林で検索すると普通に出てくるから、密林レビューなら出せたんじゃ。不便だ。
この人の描く攻はカッコいいなあ。でも攻の過去話はちょっと苦手系なストーリーだった…。つまらなくはないんだけど、好みの問題として。
そんなわけで画像は出せなかった。
密林で検索すると普通に出てくるから、密林レビューなら出せたんじゃ。不便だ。
この人の描く攻はカッコいいなあ。でも攻の過去話はちょっと苦手系なストーリーだった…。つまらなくはないんだけど、好みの問題として。
北上れん リブレ出版 2006/9
密林レビューが使えなくて不便ーー。
世話好きでクール系の攻が多い。そういうのが好きな人にオススメかも。
とくにリーマンものが面白かったし、趣味にも合った。攻がカッコいいなあと。
密林レビューが使えなくて不便ーー。
世話好きでクール系の攻が多い。そういうのが好きな人にオススメかも。
とくにリーマンものが面白かったし、趣味にも合った。攻がカッコいいなあと。
日高ショーコ 芳文社 2008/3/29
うわ〜、すごい好みの1冊だった。『リスタート』ですっかりファンになってしまった日高さんの新刊だから期待はしていたのだが、期待以上に趣味に合って嬉しい。
ちょっとネタバレ
-----------------------------------------------
絵がやっぱり好き。線が細くて、大人っぽいキャラの顔もいいし、人物の描き分けがしっかりしてるし。背景も好き。すっきりしていてスタイリッシュで、しっかり丁寧に書きこんであるけど、ぼやけない程度に適度にデフォルメしてあり、うるさくはならない画面が上手い。
話も好き。暗くならないドロドロしない、明るさとテンポのある切ない系で、感情移入もしやすい。
『シグナル』では、えーって感じだった榊は今回ちょっとおとなしかった気もするが、ああ、こういう人なのかという親近感が持てた。受なの攻なの?っていうタイプの男前は結構好きで。どっちなのって思わせる微妙なセクシーさがいいというか。普通にカッコいい、ゲイで残念って思うようなタイプ。
岡田は密林レビューで「全然色気がない」というようなことを書いてる方がいらした。ああ、そう思う人も結構いるだろうなあ、と妙に納得。私はこういう、ちょっと平凡よりのカッコいい男前受にこそ色気を感じるんだけど、受にはもっと中性的な(あるいは女性的な)色気を求める読者って多いよなあと思っているので、やっぱりねーという感じで。でもそうやって趣味が分かれてるあたりが興味深かったりもするのだが。
話が逸れた…。男同士の関係に普通に抵抗感のある岡田の感覚は、納得できるし、理解しやすいものだった。その前提があるから、ノンケを好きになってしまった榊の悩む姿と「嵐」の状態が活きてくるんじゃないかと思う。苦労すると分かっていても諦めきれない榊の恋心がすごくよかった。
美山のスピンオフも楽しみだな。美山はこういうちょっかいをかけてくる系の役柄のキャラとしては珍しく、過干渉にならず、引きすぎてもいないポジションがよかった。
あと、女性陣がいいなあ。さっぱりしてて大人で、可愛げもしっかりある。
満足〜〜。
うわ〜、すごい好みの1冊だった。『リスタート』ですっかりファンになってしまった日高さんの新刊だから期待はしていたのだが、期待以上に趣味に合って嬉しい。
ちょっとネタバレ
-----------------------------------------------
絵がやっぱり好き。線が細くて、大人っぽいキャラの顔もいいし、人物の描き分けがしっかりしてるし。背景も好き。すっきりしていてスタイリッシュで、しっかり丁寧に書きこんであるけど、ぼやけない程度に適度にデフォルメしてあり、うるさくはならない画面が上手い。
話も好き。暗くならないドロドロしない、明るさとテンポのある切ない系で、感情移入もしやすい。
『シグナル』では、えーって感じだった榊は今回ちょっとおとなしかった気もするが、ああ、こういう人なのかという親近感が持てた。受なの攻なの?っていうタイプの男前は結構好きで。どっちなのって思わせる微妙なセクシーさがいいというか。普通にカッコいい、ゲイで残念って思うようなタイプ。
岡田は密林レビューで「全然色気がない」というようなことを書いてる方がいらした。ああ、そう思う人も結構いるだろうなあ、と妙に納得。私はこういう、ちょっと平凡よりのカッコいい男前受にこそ色気を感じるんだけど、受にはもっと中性的な(あるいは女性的な)色気を求める読者って多いよなあと思っているので、やっぱりねーという感じで。でもそうやって趣味が分かれてるあたりが興味深かったりもするのだが。
話が逸れた…。男同士の関係に普通に抵抗感のある岡田の感覚は、納得できるし、理解しやすいものだった。その前提があるから、ノンケを好きになってしまった榊の悩む姿と「嵐」の状態が活きてくるんじゃないかと思う。苦労すると分かっていても諦めきれない榊の恋心がすごくよかった。
美山のスピンオフも楽しみだな。美山はこういうちょっかいをかけてくる系の役柄のキャラとしては珍しく、過干渉にならず、引きすぎてもいないポジションがよかった。
あと、女性陣がいいなあ。さっぱりしてて大人で、可愛げもしっかりある。
満足〜〜。
黒娜さかき 小学館 2008/02
面白かった。
表紙のイメージから、なんとなくもっと尖ったものを想像していたが、主人公は単純おバカさんだし、ざっくりしていて結構読みやすかった。これぞ青春とは思わなかったし、BLとして読むと物足りないが(乙女要素が入ってないから)、二人のちょっと変った友情?ややり取りが漫画として面白い。どういう方向に話を持っていくのか、今後が楽しみ。
面白かった。
表紙のイメージから、なんとなくもっと尖ったものを想像していたが、主人公は単純おバカさんだし、ざっくりしていて結構読みやすかった。これぞ青春とは思わなかったし、BLとして読むと物足りないが(乙女要素が入ってないから)、二人のちょっと変った友情?ややり取りが漫画として面白い。どういう方向に話を持っていくのか、今後が楽しみ。
それは食べてはいけません。
2008年3月30日 BL漫画
小石川あお 幻冬舎コミックス 2008/02
絵もきれいだし、話も面白かった。
雑誌掲載が古いほうの作品の画風は誰かに似ている気がするんだけど、思い出せないなあ。タッチは繊細ですっきり系だけど、漫画としてはちょっと重いというか濃いというか。一枚絵みたいな主張の強さを感じる。最近はこういう絵柄のほうが人気があるのかな。でも背景や小物まできっちり丁寧に仕上げてあって好感が持てる。見上げる構図がたまに効果的に入れてあって、屋敷の大きさが分かりやすいなあと感心。
話のほうは読みやすい。尖がってないし、ある程度定型パターンを使ってある(テンプレって意味ではなく)から、すんなり受け入れやすい。ザラザラとした荒削りの個性や勢いは感じないけど、最初から最後まで安定していて、細部まで目が行き届いている感じがする。
実のところ、私の趣味に合うカップリングは同級生もの1本だけだったのだが、どのキャラも設定もわりと好き。BL作品で本当に自分好みのキャラと設定の作品を探すのは難しいことを思えば、趣味とちょっと違うぐらいは些細なことで、面白く読めて好感が持てるんだから、これはお買い得だった。
次回作も楽しみ。
絵もきれいだし、話も面白かった。
雑誌掲載が古いほうの作品の画風は誰かに似ている気がするんだけど、思い出せないなあ。タッチは繊細ですっきり系だけど、漫画としてはちょっと重いというか濃いというか。一枚絵みたいな主張の強さを感じる。最近はこういう絵柄のほうが人気があるのかな。でも背景や小物まできっちり丁寧に仕上げてあって好感が持てる。見上げる構図がたまに効果的に入れてあって、屋敷の大きさが分かりやすいなあと感心。
話のほうは読みやすい。尖がってないし、ある程度定型パターンを使ってある(テンプレって意味ではなく)から、すんなり受け入れやすい。ザラザラとした荒削りの個性や勢いは感じないけど、最初から最後まで安定していて、細部まで目が行き届いている感じがする。
実のところ、私の趣味に合うカップリングは同級生もの1本だけだったのだが、どのキャラも設定もわりと好き。BL作品で本当に自分好みのキャラと設定の作品を探すのは難しいことを思えば、趣味とちょっと違うぐらいは些細なことで、面白く読めて好感が持てるんだから、これはお買い得だった。
次回作も楽しみ。